電子レンジだけでもちふわパンが作れると話題となったレシピ本『世界一ズボラなBOXパン!』(ワニブックス)。栄養士でフードコーディネーターの著者・斎藤ゆかりさんが考案したレシピの中から、選りすぐりの"ズボラで美味しいパン"をお届けします!
基本のBOXパン 上手に作るコツ
●分量を正確に量る
BOXパンの材料は正確に計量しましょう。とくに塩やドライイーストは少ない分量になりますので、誤差が仕上がりにも影響してしまいます。
●強力粉とイーストは日清製粉がオススメ
このレシピでは、日清製粉の強力粉とドライイーストを使用しています。商品によってできあがりが変わるため、できればこちらを使用してください。
●量るのもBOXでOK
分量を量るときはBOXに直接入れながら量っていっても構いません。洗い物が少なくすみます。
材料(510mlコンテナ1個分)
塩...2g
ドライイースト(日清 スーパーカメリヤ)...1g
水...90g
強力粉(日清 カメリヤ)...100g
作り方
① 塩、ドライイースト、水をコンテナに入れ、溶けるまでフォークでよく混ぜる。
【POINT】材料をコンテナに入れたらすぐに混ぜましょう。510mlのコンテナはフォークを使うと端まで混ぜやすいのでオススメ。イーストが容器にはりつきやすいので、下から見て確認し、溶けるまでしっかり混ぜて。
② 強力粉を加え、粉っぽさがなくなり粘り気が出るまで小さめのスプーンで1分以上を目安にぐるぐるとよく混ぜる。
【POINT】すぐに強力粉を加え、端まで混ぜ残しのないように全体を勢いよくしっかり混ぜましょう。徐々に膜状になって、粘り気が出てきます。けっこう力がいりますが、混ぜが足りないと膨らまないので、頑張って!
③ 乾燥しないようにフタをし、室温に置いて高さが2倍以上になるまで60~90分発酵させる。
【POINT】室温により発酵時間の調整をしてください。室温が高い夏は発酵が早くなり、室温が低い冬は発酵が遅くなります。発酵しすぎて過発酵という状態になるとおいしくなくなってしまうので置きすぎないよう注意。
④ フタをせず、600Wの電子レンジで2分30秒~3分加熱する。
【POINT】電子レンジの加熱時間は個体差があります。表面が白い場合は生なので、様子を見ながら追加で20~30秒ずつ加熱してください。電子レンジは熱が中心から通るので、表面が乾けばOK。粗熱が取れたらコンテナから出して冷まします。
●130mlのコンテナで作る
510mlのコンテナで作るレシピは、130mlのコンテナ4個に分けて作ることも可能。
その場合、材料はボウルに入れて、工程1は泡だて器で混ぜ、工程②は菜箸の持ち手側で混ぜ、発酵前にコンテナに分けます。
1個につき生地は約47g。加熱はコンテナ1個ずつで、各1分~1分30秒です。
●パンを切るコツ
BOXパンはふんわり・もっちりとした仕上がりが特徴のため、やや切りづらいことがあります。
切るときは、しっかり冷ましてから。
ナイフに水をつけながら切るとキレイにできます。
パンをつぶさないよう、小刻みに動かしながら切りましょう。
●保存の仕方
常温:
焼きあがったパンは結露してしまうので、粗熱が取れたらいったんコンテナから出して冷ましてから、コンテナに戻します。
常温保存の目安は1日ほど。
直射日光を避け、乾燥しないようにフタをしましょう。
コンテナの口より高さがある生地のときはラップでしっかりと密閉します。
冷凍:
1日で食べきれない場合は、できあがってすぐに冷凍がオススメ。
パンを切ってからコンテナに戻し、常温と同様にフタかラップなどで密閉します。
保存の目安は1週間ほど。
【解凍方法】
常温:朝食べるのなら寝る前に冷凍庫から出して常温に置いておきます。
電子レンジ:ラップをかけて600Wで40秒ほど、様子を見ながら温めます。温めすぎると中心から硬くなるので注意。
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