スマホ活用術さまざまな機能を持つスマホを、上手に使いこなせていますか?「LINE」で写真を送ったり、話題の「マイナポイント」の手続きをしたり、いま覚えておきたい最低限の使い方と、とっておきの節約術をお教えします。今回は「スマホの料金を安くする方法」です。
【携帯会社を変えたくない人は】
⇒料金プランを見直してみましょう
携帯電話会社はおよそ2~3年おきに新しい料金プランを発表しています。
政府の指導もあり、携帯電話の利用料は徐々に安くなっています。
新しいプランほど安い傾向があるので、長くプランを変えていない人は、新しいプランへの変更を検討してみましょう。
料金プランは、条件を満たした人だけに適用される割引によって、さらに安くなります。
割引額が大きいのが「固定回線とのセット割引」と「家族割引」です。
前者はパソコンを持っていて、自宅でもインターネットを使う人は検討の価値があります。
後者は、離れて住む家族も対象になり、支払いは別々に行えます。
家族と相談してみることをおすすめします。
●新しいプランの方が経済的です
[旧プラン]ドコモ「カケホーダイライト」で3GB使った場合
基本プラン:1700円
パケットパック:4000円
インターネット
接続サービス:300円
月額 6000円
[新プラン]ドコモ「ギガライト」で3GB使った場合
基本プラン:3980円(インターネット接続サービス料とデータ通信料を含む)
5分通話無料オプション:700円
月額 4680円
●同じプランでも割引が付くと支払額はこんなに変わります
[割引適用なし]新auピタットプラン
4G LTE:4480円(3GB使った場合)
月額 4480円
[割引適用あり]新auピタットプラン
4G LTE:4480円(3GB使った場合)
auスマートバリュー(固定回線サービスとのセット割):-1000円
家族割プラス(3人の場合):-500円
月額 2980円
※表記した金額はすべて税抜きです。
《1GBってどれくらい? どれだけ使えるの?》
スマホのデータ通信量は「MB(メガバイト)」「GB(ギガバイト)」などで表します。
1GB=1000MBです。
決められたデータ量に達すると通信速度が遅くなって使いにくくなるプランや、データ量によって支払い額が変わるプランもあります。
1GBでどれだけ使えるかを把握しておきましょう。
[1GBで使える目安]
ウェブ閲覧:約6600ページ
メール送受信:約2000通
音楽再生:約18時間
動画再生:約4時間
【メールアドレスが変わってもいいなら...】
⇒格安スマホに会社を変更
ここ数年、大手3社(ドコモ、au、ソフトバンク)よりも安く使える"格安スマホ"が人気を集めています。
多くの会社がサービスを提供していますが、困ったときに相談に行けるお店が多い、下記の3社なら安心です。
なお、格安スマホに変える場合、いま使っている携帯電話番号は引き続き使えますが(事前の手続きが必要)、メールアドレスは変わるので注意が必要です。
よく電話をかける人は「ワイモバイル」
月額2680円(割引適用時は1480円)からのプランが選べます。どのプランでも1回10分以内の電話はかけ放題です。
メールやLINEが多い人は「UQ(ユーキュー)モバイル」
月額1980円(割引適用時は1480円)からのプランが選べます。「節約モード」に切り替えると、メールやLINEの通信料を大きく節約できます。
とにかく安くしたい人は「楽天モバイル」
月額2980円ですが、2020年10月現在、加入から1年間は無料で使えます。専用のアプリを使えば、電話もかけ放題です。
【スマホに慣れてきた人は】
⇒なるべくWi-Fi(ワイファイ)につなげましょう
Wi-Fiとは、パソコンなどを無線でインターネットに接続させる仕組みです。
スマホも接続でき、Wi-Fiに接続してホームページや動画を見た場合は、データ通信量の課金対象にはなりません。
自宅でWi-Fiを使える場合は、積極的に利用しましょう。
なお、Wi-Fiを始めたい場合は、家電量販店や携帯電話会社のお店などで相談できます。
「設定」画面で、「Wi-Fi」をオンにし、自宅のルーター(Wi-Fiの親機)の機種名をタップして、パスワードを入力すると接続できます。一度接続したら、以降は「Wi-Fi」をオンにすれば自動で接続されます。
【長電話をするときには...】
⇒無料通話アプリがお得です
「LINE」には、お互いに承認した"友だち"同士で音声通話・ビデオ通話ができる機能があります。
利用は無料。
データ通信料の課金対象にはなりますが、決められたデータ量の範囲で使えば追加料金は発生しません。
複数人で同時に話したり、ビデオ通話を楽しんだりもできます。