紫外線に汗、皮脂...。肌にダメージが増える夏ですが、今年はマスクによる肌トラブルも急増! 秋に向け、マスクのダメージケアも含めてしっかり保湿していきたいですよね。そこで、芝浦アイランド皮フ科院長の八木葉子さんと、ヘアメイクアップアーティストの加藤聖子さんに「肌の保湿の極意」をお聞きしました。今回は「夏の終わりの美白」についてご紹介します。
夏の終わりも美白を忘れずに。
【Day】日焼け止めは塗り直さなくてOK
普段は、化粧水や乳液で整えた肌に日焼け止めを塗りましょう。
UVカット効果のあるBBクリームや下地でもOK 。
その後、さらにUVカット効果のあるパウダーやファンデーションを重ねれば日焼けは防げます。
日焼け止めは2~3時間おきに塗り直すことを推奨されていますが、外出中に日焼け止めを塗り直すためにメイクをやり直すのは大変です。
メイクが崩れていなければ、2~3時間おきに顔にも使用できるスプレータイプの日焼け止めを使いましょう。
崩れている部分があれば、UVカット効果が高いパウダーで押さえればOKです。
ただし一日中、海や山へ出かける場合は、塗り直しが必要です。
【Night】保湿=美白と捉えて
美白効果の高い化粧品を使って、シミ、シワに効くといわれる美容液を気になる部分につければ透明感のある肌に必ずなるとはいえません。
まずは肌を潤わせて、弾力のある肌を保つことが大切です。
水分が少ないしぼんだ肌は、シワが生まれやすく、もともとあるシワはより目立ちます。
出てきたシミの色素を押し出す力も発揮できません。
だからこそ、保湿。
しっかり肌を潤すことが美白への近道なのです。
さらに、肌は乾燥していると刺激に弱く、痛みやかゆみも感じやすくなります。
肌トラブルを予防するためにもしっかり保湿が大切です。
構成・文/栃木さおり 撮影/大瀬智和 ヘアメイク/加藤聖子 イラスト/多田景子 モデル/伊出梓乃