忙しくても、料理が苦手でも、比較的に簡単に作れるのが「スープ」の魅力。そこで、スープ作家の有賀薫さんが、遅い時間でも気軽に作れるレシピをまとめた著書『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』(文響社)から、1週間のシーンに合わせたスープレシピをお届けします。
日曜日とスープと私(いつだって優しくしてくれる)
頑張る人を助けてくれる優しいスープ
週末も、やりたいことでスケジュールぎっしり。
休みだったはずなのに日曜の夕方、私どうして疲れているの......?
そんなときこそ心にもからだにも優しい「癒しのスープ」の出番です。
食欲があまりないときも、スープだったらするするからだに入ってくれて、ちゃんと食べたという実感が持てます。
からだの芯からあたたまってほっとするスープは、毎日頑張る人の人生を、ちょっとだけ助けてくれるのです。
二日酔いの朝にもやさしい、とろとろなのどごし
「梅干と鶏肉のとろろ汁」
材料(2人分)
長芋...10~15cm(約200g)
鶏むね肉...100g(約1/3枚)
梅干...大2個
塩...小さじ1/2
△長ねぎ
作り方
① 鶏むね肉は1cm以下のそぎ切りにする。鍋に梅干と塩、水500mlを入れ、中火にかける。
② 鍋が沸騰したら鶏肉を加え、3分ほど煮てから鶏肉だけ器に盛りつけておく。
③ 長芋の皮をむいて、すりおろして鍋に加え混ぜる。あたたまったら鶏肉の上に梅干ごとかける。好みで千切りにした長ねぎを添える。
※長芋はたたんだキッチンペーパーでつかむとすべりにくい
イラスト/伊藤ハムスター 撮影/土居麻紀子
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