10月1日は「コーヒーの日」だと、ご存じですか? 10月1日は国際的にコーヒーの新年度の始まりの日とされ、新茶や新米のように新しいコーヒー豆が出回る時期。これを記念して全日本コーヒー協会が制定しました。
嗜好品として親しまれているコーヒーですが、近年その健康効果が明らかになっています。 国立がん研究センターによる「多目的コホート研究※」では、コーヒーとがんの関わりを長年にわたり研究。コーヒーの予防効果を、肝がんに対して「ほぼ確実」、子宮体がんに対して「可能性あり」と位置付けています。同センターの疫学研究部・井平 光さんによると、「コーヒーに含まれるクロロゲン酸の抗酸化作用が子宮体がん、肝がん、大がんに予防的に働くと考えられています。
また、1日3~4杯のコーヒーを飲む人は、飲まない人に比べて心疾患や脳血管疾患、呼吸器疾患の死亡リスクが、30~40%低下することも分かりました」とのこと。でも、飲み過ぎは禁物。1日5杯以上飲む人では予防効果が消えるそうなので、1日3杯程度を楽しむのが良さそうです。
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※コホートとは、年齢や居住地など、ある一定の条件を満たす特定の集団のこと。国立がん研究センターでは、約14万人の地域住民の生活習慣などの情報をもとに20年以上の長期にわたり追跡調査している。