最速で本のテーマが見つかる読書法「つまり何?」と考えながら読んでみる

老後のためにと投資関係の本を買い、ちょっと読んでは積み上げる...それ、時間もお金も無駄にしていませんか?そこで、「1冊30分で3回読む」という新しい読書法がまとめられた『死ぬほど読めて忘れない高速読書』(上岡正明/アスコム)から、本の内容を「知識と実益にする読み方」のメソッドを毎日連載でお届けします。

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読書スピードを高速にするテクニック:つまり読み

基本的にどのような本でも筆者が言いたいことは1つしかありません。

「いや、そんなことはない。今読んでいる私の本には、実際に作者の主張が3つある」

と反論する方もいるでしょう。しかし、それは主に構造の問題です。1つの主張に対して、論点が3つあったり、気をつけるべきポイントが5つある、に過ぎないのです。

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つまり、どのような本でも(それが小説や日記風のエッセイでない限りは)、著者の主張とそこから分岐する論点だけを把握すれば、本の内容をほぼ理解することは可能です。

そこから行き着いたのが、これからみなさんに紹介する「つまり読み」です。

これは、私のコンサルティング経験から生まれた読書法です。コンサルタントは結論を先に伝えて、説明を簡潔にしなければなりません。そのトレーニングとして、私は社員に「声に出さなくてもいいので、頭の中で〝結論を先にいうと"とつぶやいてから説明を始めなさい」と教えています。

すると、不思議なことに、どのような新人でも結論から話を組み立てることができるようになります。たとえ心の声であっても、脳はその言葉に引っ張られて、結論から話しはじめてしまうというわけです。

これと同じで、頭の中で「つまり何?」とつぶやきながら本を読むと、大切な部分とそうではない部分が無意識に区分できるようになります。

結局のところ、著者は何を言いたいのか。接続詞のところでも述べたとおり、主張や結論のある場所はたいてい決まっていますので、把握するのはそれほど難しいことではありません。

□筆者が言いたいことは「つまり何か?」(結論)
□「結論」を支える論点やポイントはどうなっているか(構造)
□結論を中心に構造を理解する。

「つまり読み」を始めてから、目的が明確なら本の内容の半分は捨てていいんだと気づきました。

そこから、私は速く本を読めるようになりました。目的に沿わないところは削っていい。読まなくていい。内容を絞れば、それだけ記憶にも残る。計画や行動に時間を使える。

そのことに気づいた。そのうえで「つまり何?」と結論を探しながら本を読むようにすることで、どんどん速く読めるようになったわけです。

1回目の読書ではドッグイヤーを

ちなみに、私は本を読むときは、付箋ではなく、圧倒的にドッグイヤー派です。重要だと思ったページにドッグイヤーをしています。なぜドッグイヤーが良いのかというと、まず、道具が必要ないという点です。

まあ、これが圧倒的な理由になりますが、付箋だと耐久性によっては剥がれてしまうこともあります。私はカバンに2、3冊入れて持ち歩くこともあるので、たまに底に細長い付箋が落ちているのを発見することがあります。

おそらく、本と本がこすれて、剥がれて落ちてしまったのです。こうなっては、もう一度同じ箇所に貼り直すことは不可能です。

さらに、ドッグイヤーされた数を見れば、「この本は私の目的や願望にとって価値の高い本だ」と一目でわかります。そこらじゅうがドッグイヤーされているから、同じページ数の本と比べると、重要な本はかなり厚くなってしまうんです。

高速読書が習慣化すると、あなたが所有する本は雪だるま式に増えていきます。そのとき、一目で価値ある本を探し出す工夫も、最初から「仕組み」としてあったほうがいいわけです。

速く読める上に覚えられる!「高速読書」記事リストはこちら!

041-shoei.jpg4章にわたって高速読書のやり方から自身に起こる変化までを解説。最も重要なアウトプットの方法は本書で!

 

上岡正明(かみおか・まさあき)

1975年生まれ。日本脳科学認知心理協会理事。株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役社長。多摩大学大学院情報経営学科修了(MBA)。多摩大学客員講師。脳科学的なアプローチから「高速読書」を考案して実践。脳科学と心理医学に基づくセミナーは人気を博し、常に2カ月先まで満員。

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『死ぬほど読めて忘れない高速読書』

(上岡正明/アスコム)

本を読みたいけど時間がない…そんなあなたに届けたい、頭に刻み込まれる高速読書術。トレーニングする必要もなく、誰でもできる。本を読んだその日から、本を読むスピードが一気に上がる!脳科学を基にした実践的なメソッドが盛だくさんです。

※この記事は『死ぬほど読めて忘れない高速読書』(上岡正明/アスコム)からの抜粋です。

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