「片づけが苦手で...」「すぐ部屋が散らかっちゃう...」そんな悩みを抱える人も多いのでは?そんな人にぜひ試してほしいのが、整理収納コンサルタントで人気ブロガー・須藤昌子さんが提案する「絶対やらないこと、のルールを作ること」。ズボラで面倒くさがり、という著者が記した話題の一冊『死んでも床にモノを置かない。』(すばる舎)より、誰にでもできる、シンプルな「お部屋の整え方」のエッセンスをお届けします。
水切り籠(かご)、三角コーナーは使わない
実家でも使っていた水切り籠と三角コーナー。実家で使っていたから、一人暮らしをするときも使っていました。そして、結婚してからも使っていました。
理由は、「あるのが当たり前」「常識」だと思っていたから。
私は、お料理をすることが本当に好きで、何時間でも、キッチンに立っていられるほど。でも、家事の終わりが近づくと、毎日、憂鬱が私を襲ってきます。どんな憂鬱かといえば、三角コーナーと水切り籠のお掃除です。
毎日、水を切るためのメッシュ部分を洗い上げる。しっかり洗っているのに、黒ずんできたりする。
そんな憂鬱から逃れたくて、あるとき、水切り籠と三角コーナーを使わないことにしました。
するとどうでしょう?
一日の終わりのあの憂鬱な気持ちと、メッシュ部分を洗う労力も時間も、必要なくなり、楽になりました。
でも、今まで、「あって当たり前」のモノをなくすときには、勇気が必要でした。
なくなったら、ものすごく不便になるのではないか?
やっぱり必要だという結果になってしまいはしないか?
と心配にも感じました。
だから、しばらく、水切り籠は捨てずに保管しておき、水切り籠のない生活を体験してみることを始めました。
すると、「ない」ことで家事が楽になった実感が得られ、保管していた水切り籠を手放すことができました。
そして、水切り籠の代わりに使ったのは、簡単にきれいに保てる吸水性クロスです。
使わないときは、タオル掛けに干し、使うときだけワークトップの上に置けばいい。
一日使ったら、翌日洗濯をして、太陽の日に当てて日光消毒ができる。
クロスなのに、水分をきちんと吸ってくれます。
水切り籠を手放して、ぬるぬるとの戦いから放たれ、家事の時短もでき、キッチンをきれいに保てるようになりました。
「当たり前」と思っていることは、実は、当たり前ではないということを、いつも気にかけていると、生活は楽になります。
◎吸水クロスが便利
1.水切り籠の代わりに吸水クロスを敷く
2.洗濯して日光消毒する
3.シンクはいつもキレイ!
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撮影/TAKEUCHI
「床にモノを置かない」に始まり、本棚や衣類、書類などの「場所別の片付け」のルールや「収納」「掃除」のルールなど、とにかく具体的なアイデアが満載!必携の一冊です。