実は育てやすい花ってホント? アジサイ博士が教える"家アジサイ"の魅力

毎年、可愛い花を咲かせるアジサイ。一見外で観賞するイメージの強いアジサイですが、実は自宅でも簡単に育てることができます。"家アジサイ"は美しさももちろんのこと、その育てやすさも魅力のひとつ。今回は、自宅を華やかにする「家アジサイ4選」をご紹介していきましょう。

実は育てやすい花ってホント? アジサイ博士が教える"家アジサイ"の魅力 190621_ajisai_01.jpg


アジサイが育てやすい3つのワケ

5月21日放送の「マツコの知らない世界」(TBS系)では、アジサイの世界を大特集。アジサイ博士・川原田邦彦さんが、家で育てるべき最新アジサイを教えてくれました。

アジサイの育てやすいポイントは、「1.肥料がいらない」「2.虫がつきにくい」「3.香りがない」の主に3つ。さらに一般的な花は同時に咲いて一斉に散ってしまいますが、アジサイは時間差で咲いていくので1カ月は観賞を楽しめます。

しかもアジサイは育てやすいだけでなく、花の種類も豊富。例えば「スノーフレーク」と呼ばれるアジサイは、八重咲きの花弁が特徴で一般的なアジサイとは少し形状が異なります。また秋には葉が真っ赤に変わるので、紅葉が堪能できるのも魅力的。

続いて紹介された「スターリットスカイ」は、着物のような美しい絞り斑のアジサイで和室との相性が抜群です。これにはマツコ・デラックスさんも「近くで見ると、ペーパークラフトで作ったような質感」「(花弁の)グラデーションも面白いね」と絶賛していました。

牡丹やシャクヤクなど、日本らしい雰囲気の花が好きな方は「伊予獅子てまり」がおすすめ。「伊予獅子てまり」は派手すぎず、飾る場所を選びません。いっぽう小さな花と葉が特徴的な「アジアンビューティーKURARA」は、全体的に小ぶりなアジサイ。場所を取らない上に、和室の雰囲気にも合います。

多種多様なアジサイが紹介され、番組視聴者からは様々な反響が続出。ネット上には「アジサイがこんなに育てやすい花だとは思わなかった」「『伊予獅子てまり』が凄く素敵。家の和室に飾りたい...」「こんなに育てやすく可愛いなら、育ててみたいなぁ」などコメントが相次ぎました。


アジサイの由来って何?

多くの日本人が愛してやまないアジサイ。そもそも皆さんは、「アジサイ」と呼ばれるようになった所以をご存知でしょうか。

以前放送された「なないろ日和!」(テレビ東京系)には、植物に詳しいハーブ王子こと山下智道さんが登場。アジサイにまつわる豆知識を紹介してくれました。

実は"アジサイ"の由来は、その見た目がルーツになっています。アジサイはひとつの枝にたくさんの花をつけ、昔の日本では藍色のアジサイが主流でした。

まずアジサイの「アジ」は、小さいものが集まった様子を表わす「あづ(あぢ)」からきたもの。「サイ」は真藍(さあい)の約、つまり「藍色」を意味します。山下さん曰く、アジサイは「集まる藍色」という意味を込めた名前。そして後に「紫陽花」という当て字がつくられたそうです。

身近な存在のようで、意外と知らないアジサイのこと。この機会に自宅でアジサイを育ててみてはいかが?

文/藤江由美


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