ただの輪ゴムでいいの!?しつこい肩こりを改善する方法

ただの輪ゴムでいいの!?しつこい肩こりを改善する方法 180420_kata_01.jpg

デスクワークなどの仕事によって、普段から肩こりに悩んでいる人は少なくありません。そんなしつこい肩こりの原因は一体どこにあるのでしょうか。今回は、肩こりの原因と自宅でも簡単にできる改善法を見ていくので、ぜひ参考にしてみて下さい。


肩こりの原因は肩甲骨が関係

昨年放送された「名医とつながる! たけしの家庭の医学」(テレビ朝日系)では、しつこい肩こりの原因や改善法について紹介されていました。番組に登場した日本肩関節学会の副理事長・畑幸彦先生によれば、普段から"肩甲骨"を動かしていないと肩こりもどんどんひどくなっていくそう。

肩甲骨は腕と胴体を結ぶ三角形の骨で、身体とは鎖骨のたった一点だけでつながっています。独立性の高い骨なので本来は上下左右自在に動かすことが可能。しかし日常生活の中で、肩甲骨を積極的に動かす機会はなかなかありません。普段からあまり意識せずにいると、肩甲骨周りの筋肉が次第に硬くなってきてしまいます。これこそが肩こりを悪化させる"負のスパイラル"。

実は普段から肩甲骨を大きく動かしているバレエダンサーは肩こりになりにくいようです。実際にバレエダンサーの人へ「肩こりを感じるか」と質問してみると、「普段から手を引き上げて動かすのでこってると感じることはない気がします」と発言。それが本当なのか、番組のスタッフは筋肉の硬さを数値化する「筋硬度計」でダンサーたちの筋肉を測ってみました。ちなみに成人男性が力こぶを作った時の硬さは「70」。そしてまだ筋肉が柔らかい小学生の平均値は「51.4」でした。この数値を参考にダンサーたちの平均値を見てみると、「52.1」という驚きの数値をキープしていたのです。


しつこい肩こりを改善するために

畑先生は画期的な肩こり改善法を教えてくれました。使用するのはどこにでもある"輪ゴム"。6~10個程度準備して、自分の肩幅と同じ長さにつなぎ合わせて下さい。準備ができたら、両手を前に出して輪ゴムがたるまないようにピンと張った状態で持ちます。お次は脇を締めて腕を身体にぴったりつけましょう。その状態のまま両手をゆっくり外側に広げていき、輪ゴムを引っ張ります。広げた状態で10秒間固定し、手を元の位置にゆっくり戻して下さい。

ポイントは肩甲骨を背中の中央に寄せて、下に引っ張るようなイメージで行うこと。すると緊張していた僧帽筋がゆるみ、肩こりが緩和されます。10回を1セットとして1日3セット行うといいでしょう。

番組を見ていた視聴者からは、「肩甲骨が肩こりの原因なんて考えたこともなかったよ。輪ゴム体操は確かに良さそう」「実際にやってみたけど効果があるような気がする」「肩こりきつくて困ってたからしばらく続けてみようと思う」「広げて止める時が結構キツい。でもその分ちゃんと改善されてるのかも」などの声が上がっていました。

毎日続けることで大きな効果が期待できます。普段あまり肩甲骨を動かさないという人は、輪ゴムを使った改善法で筋肉を柔らかくしましょう。

文=藤江由美


関連記事:「肩こりの原因は「垂れまぶた」!? 簡単チェック法と改善マッサージに注目」

 

この記事に関連する「健康」のキーワード

PAGE TOP