粉末茶は栄養価が高いだけでなく、香りの広がりが良く、風味が良いのも魅力です。
「最近は市販品も充実していますが、挽き立てならではの豊かな香りを楽しむなら自家製粉末茶がおすすめです。茶葉の種類は、煎茶、ほうじ茶、玄米茶など、お好みでかまいません。ただし、茎の部分が多いと粉状になりにくいので、茎が少ないものを使ってください。粉末状にした茶葉は、飲むだけでなく、料理やお菓子の材料にも使えますよ」とは、小方奈緒さん。
そこで、手軽にできる自家製粉末茶の作り方を教えていただきました。お手持ちの茶葉を使って、さっそく作ってみましょう。
前編:「ビタミンEや食物繊維もたっぷり! "粉末茶"には体にいい成分が豊富です。」はこちら。
【自家製粉末茶の作り方】
<作り方>
ミルミキサーに茶葉を入れたら、スイッチを押して1~2分(機種により時間は異なります)。パウダー状になれば完成です。
保存は密閉容器に入れて、常温で約1週間。
煎茶を入れる際、粉末茶を耳かき1杯分ほど加えると美しい緑色になります。熱湯でサッと入れるだけで、味わいの濃いお茶を楽しめます。
ヨーグルトに、好きな粉末茶を振りかけます(写真は煎茶)。甘味が欲しければハチミツやオリゴ糖を加えてみましょう。
粉末状にした玄米茶に熱いだしを注ぎ、ご飯にかければあっという間に本格茶漬けのできあがり。お好みで梅干しやじゃこを添えてもいいです。
<教えてくれた人>
小方奈緒(おがた・なお)さん
「日本茶専門店 茶倉 SAKURA」(神奈川県横浜市)店主。日本茶カフェを営むお茶の達人。これまで訪れた産地は50か所を超える。
小方奈緒(おがた・なお)さん
「日本茶専門店 茶倉 SAKURA」(神奈川県横浜市)店主。日本茶カフェを営むお茶の達人。これまで訪れた産地は50か所を超える。