人生100年時代。仕事や子育てから解放されたら何を楽しみますか?「こんなカッコいい70代は見たことない」と言われる人気YouTuber・ロコリさんのモットーは「人生もおしゃれも、自由で楽しくなくちゃ」。『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』(KADOKAWA)は、年金月5万円のひとり暮らしの毎日を楽しむコツが詰まった一冊です。築50年の家でインテリアや暮らしを楽しむ方法など厳選してご紹介します。
※本記事はロコリ著の書籍『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』から一部抜粋・編集しました。
【前回】ブランドバッグに観葉植物!? 72歳のYouTuber「インテリアも私らしく」
歳を取ったら、おしゃれで賢い家電を生活の味方に
私の信条として、歳を取ったら機械化、というのがあります。
若い頃と違って、歳を取ったら無理も我慢もきかなくなります。
毎日の家事も、今は優秀な家電がたくさん出ていますから、そういったものを利用して、心も体も少しでも楽をした方がいいと思うのです。
我慢が美徳の時代もありましたが、超高齢化社会の今は、シニアがいつまでも健康に暮らせるよう自分自身の快適さを追求することも大事だからです。
さらにデザイン性の高い家電なら、いっそう心も弾んで家事が楽しくなりますよね。
写真の炊飯器は、母のために買ったもの。
私は料理が苦手なので、せめてごはんくらいはおいしいものを食べさせたくて、スーパーで一番いいお米を買ってきてこれで炊いていました。
2合炊きという大きさがちょうどいいですし、おかまの部分をとりはずしてテーブルにぽんと置けるのでとても便利です。
実は認知症の母が、一度このおかま部分をまるっと水洗いして壊れてしまったので、これは2台目。
メルカリで探したら修理代と同じくらいの値段で出品している人がいたので購入しました。
キッチンの照明は、以前のものが高齢者には照度が足りず不向きとのアドバイスを受けて、シーリングライトファンUZUKAZEに買い替えました。
この照明には空気を循環してくれる機能がついています。
以前は、冬に暖房をつけても暖かい空気が上に行ってしまい、足元が冷えて困りました。
サーキュレーターを使いたかったのですが、扇風機のような風を母が嫌うので諦めていました。
でもこれにしてからは部屋全体が温まるようで、ガスストーブの設定温度を上げたり下げたりすることがなくなり、とても助かっています。
暖房費も節約できるようです。
iRobotの床拭き掃除ロボット「ブラーバ」は、ジャパネットたかたの通販番組で知って、10回払いで買いました。
歳を取ってつらくなる家事の中でも床拭き掃除は一番の悩みでしたが、ブラーバが家中きれいに拭いてくれるので買ってよかったと思います。
週に一度くらい稼働させると、とてもさっぱりします。
HITACHIの2合炊き炊飯器のおひつ御膳。おひつ部分だけそのまま食卓に運べて便利です。
マキタの掃除機。トイレ用にメルカリで1台買い足して、我が家に2台あります。
しんどい床掃除は、床拭きロボット「ブラーバ」におまかせ。
写真:林ひろし