「服を捨てられない人」に。断捨離のやましたひでこさん「自分と服との関係を見直す」方法とは

皆さんのクローゼットには本当に着たい服がどれだけありますか? 洋服の「断捨離」は、洋服というツールを改めて見直すことで新しい自分になり、人生を飛躍させる方法。今回は、「断捨離」のやましたひでこさんに「衣類の捨て時」についてお聞きしました。

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洋服「断捨離」のルールとは

洋服の「断捨離」は単なる片付けではなく、洋服というツールを改めて見直すことで新しい自分になり、人生を飛躍させる方法です。

ですからこんな服を選ぼうとか、どんな服を捨てればよいかというような具体的なことを算段するよりも、その背景にある自分と服との関係を見直すところから始まります。

まず「要」。

その服は本当にあなたに「必要」かどうか。

次に「適」。

サイズや用途などがいまのあなたに「適している」か。

最後に「快」。

「心地よく着られる」服かどうかをそれぞれ考えます。

これら断捨離の「要・適・快」の視点から、その中で本当に着たいと思う服はどれかを選別していきます。

モノ軸ではなく自分軸で判断する

洋服が捨てられないのは、「高かったから」「定番だから」「思い出があるから」「やせれば着られる」「まだ新しくて傷んでいない」などという洋服中心のモノ軸で判断しているからです。

そんなときは「いまの私に必要か」という自分軸を見失っていることが多いのです。

流行は毎年変わりますし、体型、容貌なども変化し、そのときに似合う基準は違います。

昔は似合っていた色なのに、いま着ると肌がくすんで見えて似合わないなどの経験はありませんか。

それなのに昔のお気に入りがクローゼットの大半を占めているのは、空間の無駄遣い。

モノ軸で考えるとそうした罠に陥ってしまいます。

挫折した人も分かる捨て時の見分け方

まず捨てるべきものを考えます。

分かりやすいのは破損やほつれ、シミや汚れ、色あせなどがある服。

どんなに気に入っていても洋服としての寿命を終えた服は、着ていてもステキに見えません。

このような服は寿命をまっとうしたと思って、感謝して捨てます。

次は長期間着ていない服。

流行は巡るので取っておく、という言い訳をする人もいますが、その流行はいつ来るかも分かりません。

着られるかどうかで選ぶのではなく、決め手は自分が着たいか着たくないか、です。

そのために、次のような判断基準を設けてはいかがでしょうか?

1 この服を着て友達と会えるか
2 この服を着て外に出かけていきたくなるか

人にステキでしょ?

と胸を張って言えるような、自分を誇れる服だけを残したい。

その目標に向かって捨てていくことです。

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取材・文/細川潤子 撮影/原田 崇 イラスト/カラシソエル

 

<教えてくれた人>

やましたひでこさん

一般社団法人 断捨離(R)代表。ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常生活の片付けに落とし込み、提唱する。近著は『光に遊ぶ 自在期 もうひとつのあなたの人生の舞台』(ビジネス社)。

●やましたひでこさん公式サイト

 

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この記事は『毎日が発見』2022年4月号に掲載の情報です。
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