料理を通して、元気やパワーをもらった経験はありませんか? 70歳の茶々さんは67歳で夫に先立たれて3年、気落ちして卵かけご飯と納豆ご飯ばかりの食生活を送っていました。そんな生活から抜け出すべく、自分のために作るお昼のお弁当と夕食を毎日ブログにアップするように。そんな彼女が綴る生き生きとした暮らしをまとめた書籍『70歳 自分にお弁当を作る満ち足りた生活』には、シニア世代を力づける記録が詰まっています。今回は本書から、ほっこりした気持ちになれる内容を抜粋してお届けします。
※本記事は茶々さんの書籍『70歳 自分にお弁当を作る満ち足りた生活』から一部抜粋・編集しました。
【前回】卵焼きは意外と難しい...甘い派? しょっぱい派? 孫まで受け継がれる「我が家の味」
お弁当に使える飾り切り
お弁当のおかずがちょっとさびしいとき、火を通さなくてもいいハムやかまぼこなどを飾り切りにして入れると、簡単にぐっと映えるお弁当になります。
あと1品はフルーツにしても。
りんごは皮の赤と白の対比が鮮やかなのでよく使います。
※夏場の外に持っていくお弁当には、火を通したものだけを入れたほうがよいでしょう。
かまぼこのうさぎ
かまぼこは1cm厚さに切り、ピンク色の部分を端からむくように半分くらいまで包丁を入れ、半分に切って折り込む。好みで白い部分の両面に黒ごまで目をつけても。
かまぼこの扇
かまぼこを板付きのまま、まな板に置き、かまぼこの向こう側のまな板に包丁の刃先を押し付けたまま、かまぼこに刃を当て、包丁を左右に細かく動かしながら、下まで切り落とす。板に沿って包丁を入れて板からはずす。
ちくわのチーズ巻き
ちくわをまな板の上に縦に置き、縦に切り目を入れて開き、裏返す。のりをのせ、手前に拍子木切りにしたチーズ、きゅうりと細切りにしたにんじんをのせてくるくる巻いていき、ピックで3か所留める。ピックとピックの間を切る。
ちくわ巻き
ちくわを縦半分に切って、皮目を下にしてまな板に縦に置き、右側半分を同間隔で切っていく。ちくわを裏返して手前からくるくる巻いて、ようじで留める。ちくわは裏、表のどちら向きでもかわいい。
魚肉ソーセージの三つ編みと手まり
魚肉ソーセージをピーラーで縦に薄く削る。縦に置いて、向こう端を2cm残して、幅を3等分に切る。三つ編みにして、編み終わりをようじで留める。端からぐるぐる巻いていけば、手まりになる。
魚肉ソーセージきゅうり巻き
きゅうりをまな板の上に置き、ピーラーで縦に薄くスライスする。魚肉ソーセージも同様にスライスする。2枚を重ねて縦に置き、手前からくるくる巻いてようじで留める。
ハムの花
薄切りハムをまな板に置き、上下を切り離さず真ん中だけを、端から6~7mm間隔に切り、半分に折って、端から巻いていく。
ソーセージのひまわり
ソーセージをまな板に横向きに置き、手前と向こう側に竹串を置き、右側から2mm間隔で切り込みを入れていく。別のソーセージを1cm幅の輪切りにし、切り口に縦横に細かく切り込みを入れて花の芯を作る。フライパンに油少々を熱してソーセージを炒める。長いほうを丸くして端をようじで留め、中心に芯のソーセージをのせる。
りんごの木の葉
りんごは6~8等分のくし形に切ってまな板の上にのせ、ペティナイフで右端から3mmほどの所に切り込みを入れる(切り落とさない)。次に左端から3㎜の所に切り込みを入れて外す。これを2回くり返して元通りに重ね、ずらす。
りんごの市松
りんごを4等分に切り、芯の部分を除く。ペティナイフを使って、縦に5mm間隔で浅く切り込みを入れる。横にも同間隔で切り込みを入れ、1ますおきに皮をむく。