卵焼きは意外と難しい...甘い派? しょっぱい派? 孫まで受け継がれる「我が家の味」

料理を通して、元気やパワーをもらった経験はありませんか? 70歳の茶々さんは67歳で夫に先立たれて3年、気落ちして卵かけご飯と納豆ご飯ばかりの食生活を送っていました。そんな生活から抜け出すべく、自分のために作るお昼のお弁当と夕食を毎日ブログにアップするように。そんな彼女が綴る生き生きとした暮らしをまとめた書籍『70歳 自分にお弁当を作る満ち足りた生活』には、シニア世代を力づける記録が詰まっています。今回は本書から、ほっこりした気持ちになれる内容を抜粋してお届けします。

※本記事は茶々さんの書籍『70歳 自分にお弁当を作る満ち足りた生活』から一部抜粋・編集しました。

【前回】夫が亡くなった日から消えた「食欲」。立ち直れたのは「料理ブログ」のおかげで...

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卵焼きは甘い派? しょっぱい派?

卵焼きは、簡単だけれど難しい料理の代表だと思います。

作り方は、簡単。

難しいのは、「食べる人が好きな味」にすることです。

私は子どもの頃から家の卵焼きが甘かったので、ずっと甘い卵焼きが好き。

甘くない卵焼きだったら、目玉焼きでいい!と思うぐらいです。

私が作る卵焼きが甘いから、夫も甘い卵焼き派でした。

だし巻き卵のように、みりんでほんのり甘みをつけるのもおいしいけれど、水分の多いだし巻き卵には、暑い時期、お弁当に入れると傷みやすいという弱点が......。

そんなわけで、私が作る卵焼きの材料は卵、砂糖、塩、酒のみです。

ちゃんと巻いて仕上げる卵焼きもいいけれど、炒り卵も捨てがたいな、と思います。

そして炒り卵が欠かせないのが、私が大好きな「のりたま弁当」です。

白いご飯→のり→ご飯→のり→ご飯、と3層に重ね、さらに炒り卵をのせて完成。

最高においしいのに、簡単なお弁当です。

ただし、ご飯にはさむのは、あぶってしょうゆをつけた焼きのりに限る!味つけのりではダメです。

そして最後にのせる炒り卵は、砂糖と塩だけで味付けした甘いやつ。

正直言って、「のりたま弁当」なら私は毎日食べ続けてもおいしいと思える自信があります。

まあでも、それではブログも単調になってしまうので、とことん食材がない日だけの特別なメニューにしています。

夫が好きだったのはもちろん、娘も孫も、このお弁当が大好きです。

「卵焼きは甘いのが好き!」という好みは、どうやら孫にまで受け継がれているみたい。

自分好みの卵焼きを、せっせと食べさせてきたかいがありました。

毎日のお弁当

ほぼ毎日、昼ごはんとしてお弁当を作っています。

甘い卵焼きののり弁

お弁当の代表といったらのり弁。

のりの下のしょうゆ味のおかかに甘い卵焼きがよく合います。

ちなみにわが家の卵焼きはいつも甘いタイプ。

おかずは前の日の残りものや作りおきも活用して、短時間でも品数たっぷりで彩りのよいお弁当に仕上げます。

お弁当の詰め方

(1)お弁当箱に温かいご飯をよそう。しょうゆをまぶした削りがつおと昆布のつくだ煮をご飯の上に広げ、しょうゆをつけたのりをのせる。

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(2)ご飯の手前に笹の葉を入れて仕切りにし、ご飯に立てかけるようにおかずを詰めていく。汁けのあるものはカップに入れて。のりご飯の上に卵焼きをのせたら完成。

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《彩りをプラスするなら》

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作りおきの飾り切りをした「にんじんの白だし漬け」を添えると、映えるお弁当に。

 
※この記事は『70歳 自分にお弁当を作る満ち足りた生活』(茶々/KADOKAWA)からの抜粋です。

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