人生100年時代。仕事や子育てから解放されたら何を楽しみますか?「こんなカッコいい70代は見たことない」と言われる人気YouTuber・ロコリさんのモットーは「人生もおしゃれも、自由で楽しくなくちゃ」。『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』(KADOKAWA)は、年金月5万円のひとり暮らしの毎日を楽しむコツが詰まった一冊です。築50年の家でインテリアや暮らしを楽しむ方法など厳選してご紹介します。
※本記事はロコリ著の書籍『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』から一部抜粋・編集しました。
【前回】72歳のYouTuber・ロコリさん。愛用の化粧品は「お手頃ブランド」
キッチン用品売り場の同僚から聞いた、もっともおすすめのアイテム
「キッチン用品売り場で一番おすすめの商品は?」
長年百貨店のキッチン用品売り場に勤めている同僚にそう聞いたところ、間髪いれずに返ってきた言葉が「野田琺瑯(ほうろう)の保存容器」。
「野菜ももつし、冷蔵庫の中も片付くよ。キッチン売り場の担当はけっこうみんな持ってる。すごくいいから1回買ってみて」と強くおすすめされて、野田琺瑯を使い始めました。
使ってみたら、本当に野菜が長くもつことにびっくり。
ひとり暮らしなのに道の駅で野菜をいっぱい買い込む私に、友人が「そんなに買っても食べきれんやろ?」と言ってきましたが、私の答えは「野田琺瑯があるから大丈夫!」。
本当に葉もの野菜もずっとみずみずしく、全部食べ切れました。
また、母がバナナの皮を山ほど剥いてしまったことがあるのですが、野田琺瑯に入れておいたら翌日もあまり色が変わらずにおいしくいただけました。
初めて購入して以来、百貨店のセールやメルカリでセット売りしているものを見つけて、大小いろいろなサイズのものを少しずつ増やしてきました。
レタスなどの葉物野菜は、だいたい半分になっているものを買い、大きいケースに入れて保存。
ケースの底には自分で金網を敷いて水が落ちるようにしてあり、少しずつ使ってはケースに戻して保存しています。
野田琺瑯があまりにいいので、母の葬式の香典返しをこれにしたところ、みなさんにすごく喜んでもらえました。
野田琺瑯のいいところは、蓋が壊れたり汚れたりしたら蓋だけでも買えるところです。
よく言われることですが、いいものは長く使えるし、使い勝手もよいので、長い目で見ればお得だと思います。
容器を洗う仕事が増えましたが、なにより野菜室がいつ見ても綺麗なので嬉しくなります。
百貨店の販売員はよいものをたくさん見ているので、お知り合いにいたらおすすめを聞いてみるのもよいと思います。
野菜はこんなふうにカットしてから、野田琺瑯の容器に入れて保存。
中身も見やすく、使い勝手抜群です。
写真:林ひろし