同世代3人のすてきなキッチンを訪ねました。キッチンは毎日長い時間を過ごす場所。心地いい空間にあるたくさんのアイデアの中から、どうぞ自分に役立つものを見つけてください。今回は「料理研究家・谷島せい子さん宅のキッチン」を紹介します。
【前回】参考にしたい「すてきなキッチン」。青木和子さん宅は「定番」でそろえ、基本の色を"白"に統一♪
料理研究家・谷島せい子さん
「季節がめぐるたびに小さな模様替え。飾りやクロスの色を替えるだけで、おもてなしの空間になります」
テーブルに生けたのはベランダで摘んだハーブ。まもなくやってくる盛夏を意識して、クロスと食器はグリーンと涼やかな青に。
谷島さん宅のキッチンは、調理スペースからダイニングまでひと続き。
生徒さんを招き料理教室を開催する仕事場も兼ねた空間です。
都会のマンションなのに、野山にいるかのようにナチュラルなのはなぜ?
答えは四季を感じるコーディネートにありました。
「春はスミレ、初夏は柑橘フルーツ、真夏はグリーン、秋はりんごの色。そんなふうに四季の色を決めて、飾り付けを替えるんです」
いまは、壁に描かれた大きな木の絵に、本当に実っているかのように、ドライにした黄色やオレンジのフルーツが吊されています。
食器やクロスも手持ちのものでチェンジして模様替え。
お客様も料理をする自分も心豊かになるよう、楽しくひと手間をかけています。
レモンやオレンジ、マンゴーなどのフルーツは初夏の部屋飾り。同じ色の紙ナプキンを添えてテーブルに。
ベランダの植物をテーブルに
プランターにはハーブや夏野菜が。レモンの木もあり、今年も実を収穫して初夏の部屋飾りに使いました。