44歳で甲状腺がん。ひとり暮らしで病気になって思うこと(トモ46歳)/ひとり暮らし月15万円以下

少ないお金でも、工夫次第で人生は充実する! そんなライフスタイルが人気を集めるブロガー、インスタグラマー、ユーチューバー7人7様の暮らしぶりをまとめた『ひとり暮らし月15万円以下で 毎日楽しく暮らす』(すばる舎)から、40代と60代ひとり暮らし女性の上手に生きるアイデアをご紹介します。

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トモ

年齢:46歳
居住地:西日本
仕事:会社員
ひとり暮らし歴:(通算)24年
1ヵ月の支出:15万円

30代で結婚・離婚を経験。以来ひとり暮らし。結婚時に購入したマンションの住宅ローンを全部引き取り、節約に励み数年で完済。44歳で甲状腺がんに。完治した今、これからの人生は自分がご機嫌でいられることに時間を使うと決意。


44歳で甲状腺がんに。これからの時間は機嫌良く生きるために使いたい

44歳のとき、甲状腺がんが見つかりました。

がんが見つかる直前は、今思うと不思議と人との縁が強くなっていた時期でした。

学生時代から20年来の気のおけない友人たちと5年ぶりに集まったり、入社同期で住まいも近い友人が同じ事務所に異動してきたり、40歳過ぎてから仲良くなった友人と泊まりがけで野球の応援に行っていたり。

実家にもちょっと危機的な状況が起きていて、両親や兄とそれまでよりも頻繁に連絡をとるようにもなっていました。

自分に起きたことを打ち明けられて、聞いてもらえて、気持ちの面でも、入院から退院後の衣食住のことでも、心配して支えてくれる人がたくさんいました。

ありがたく、思いっきり甘えて頼らせてもらいました。

万一のときに家族がいない不安とか、老後に独身は寂しいんじゃないかとか、ひとり暮らしをしていると心配になることがあると思います。

私も不安に思うときがありました。

けれども、万一のときにどうなのか、寂しいかどうかというのは、ひとり暮らしか家族と暮らしているかどうかではなくて、家族でも友人でも、「頼らせてほしい」「頼っても大丈夫なんだよ」という関係があるかどうかだと、今は思います。

がん発覚から治療の間、友人や離れて暮らす家族からは受け取るものばかりだったし、与えてもらったものが大きすぎて、まだ何も返せていません。

ずっと大切に、これから返していきたいと思っています。

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リビングに隣接する和室。普段はほとんど使っていませんが、来客があるときに。畳の部屋がひとつあるとホッとします。

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がんと診断されてから1ヵ月くらいで手術まで進んで、そこまではあっという間でした。

手術後からが本当に、痛いし、痛くてできないことがたくさんあるしで、病気のつらいところをやっと思い知ったというところ。

幸い、がん治療はうまくいきました。

「がんのできている場所が良くない」からと、手術によって声が出にくくなる、手足が痺れるなど後遺症が残る可能性、最悪は窒息して死ぬなど、執刀医からそこまでのことを言われていました。

でも今、ほとんど完璧に元気です。

手術後から治療中はあっという間に過ぎましたが、その短い間に、こんなにつらい思いをして生きることを選択したのだし、これからの人生の時間は貴重で、できるだけ自分がご機嫌になるように時間を使っていきたいと強く思ったのです。

何でもできる元の体に戻れたのだし。

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ダイハツのミラココア。1年前に中古で購入しました。現在は生産終了とのこと。後部座席に荷物を積んで、キャンプに行きます。車中泊もしました。車はやっぱりあると便利。

40代にして、「何をしていれば自分が一番ご機嫌でいられるのか」という自分探しを、やっと始めたところです。

私の場合は、1日のうちの8時間もの間を会社勤めに使うのが惜しくなっています。

組織に所属しながら、そこで自己実現できれば一番ありがたいのですが、私はそうではなかった。

組織からのプレッシャーが重たくないところで、楽しい働き方ができれば、そうしたい。

住宅ローンもないし、家族がいたら家族の生活の心配もしなければならないだろうけれど、離れて暮らす両親の心配だけでよく、蓄えもできてきている。

自分探しは始まったばかりだけれど、これからどういう選択でもできると思えています。

もう少し貯金を増やしたらセミリタイアして、フリーターになるとか。

マンションの部屋が余っているから、2人までの少人数で学生さんの下宿屋ができないかなとか、そんなことを考えたりします。

これからの時間は、できるだけ楽しいことに使うと心に決めていて、何をしようかと思うだけでもワクワクしてしまいます。

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左のサンスベリアは母からの贈り物。10年近く元気です。右のポトスは百均で購入。とても育てやすく、手のひらサイズがこんなに大きくなってくれました。

撮影/上岡エマ

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お金だけに頼らないひとり暮らしのライフスタイル。7人の女性が毎日を楽しく暮らすアイデアを教えてくれます

 

#01 Mimi(25歳)社会福祉士/月12万円/1K

#02 なち(32歳)会社員/月14万円/1LDK
#03 nanoha(30歳)会社員/月15万円/1K
#04 りお(20代)契約社員/月10万円/1K
#05 トモ(46歳)会社員/月15万円/3LDK
#06 あおみ(30代)パート/月10万円以下/1R
#07 ショコラ(65歳)パート/月12万円/1LDK

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『ひとり暮らし月15万円以下で 毎日楽しく暮らす』

(すばる舎編集部/すばる舎)

月15万円以下の支出で、ひとり暮らしを満喫する大人気ブロガー、インスタグラマー、ユーチューバー7人が、楽しく暮らすアイデアをお届け。生き方上手さんたちのライフスタイルには、これからの時代を楽しく生きるヒントが詰まっています。

※この記事は『ひとり暮らし月15万円以下で 毎日楽しく暮らす』(すばる舎編集部/すばる舎)からの抜粋です。
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