疲れていないのに「疲れてる?」と聞かれる、実年齢より老けて見られる...。それ、「透明感」が失われているせいかもしれません。人の印象を大きく左右する「透明感(=水分、みずみずしさ」は何歳からでも取り戻せます。そこで今回はイメージコンサルタント・吉村直子さんによる著書『40代からの透明感のつくり方 「青」でキレイになれる』(あさ出版)をご紹介。若々しくイキイキとした見た目を手に入れる方法を厳選してお届けします。
※本記事は吉村直子著の書籍『40代からの透明感の作り方』から一部抜粋・編集しました。
【前回】10歳若返り!「透明感」を作り出すファンデーション活用方法
似合う色ではなく透明感のある色を着る
年齢を重ねると明るい色、鮮やかな色を着てはいけないという思い込みに囚われている方がいらっしゃいます。
これは日本特有の「年甲斐もなく」という意識によるものかもしれません。
「なんとなく周りの目が気になる......」
「私が着ても大丈夫かしら」
そんな戸惑いをレッスンでもよくお聞きします。
しかし、年齢によって身につける色を変える必要はありません。
むしろ、年齢が上がるほど黄ばみや黒ずみが目立つようになるわけですから、それに「似合う」色を選んでさらに老けて見せてしまうことは、絶対に避けましょう。
ファッションはあくまで着る人が主役です。
身につけたその人が引き立つことが何よりも大切です。
40代以降の女性であれば、顔がパッと明るく見えて、スタイルよく着痩せして、洗練されて見えればそれが正解なのです。
また、服の色を考えるとき、色自体が持つイメージも考慮したいところ。
同じピンクでも鮮やかなショッキングピンクは華やかで強そうな性格に見えますし、桜色のようなソフトなピンクはエレガントで優しそうな性格に見えます。
一概にピンクといっても様々です。
たまにレッスンを受けられたお客様から「顔から離れた箇所なら、透明感的にNGのカラーも使えますか?」という質問をいただくことがあります。
答えは、半分イエスで半分ノーです。
確かに靴やバッグ、スカートやパンツなら、顔から離れたところにあるので、顔映りにはあまり影響がありません。
透明感がない色でも顔へのマイナスな影響は少ないでしょう。
ただ、どんなに顔から離れていても、透明感のない色は、全体的な印象として、膨張してのっぺりして見える、野暮ったく老けて見えるなどの影響を与えてしまいます。
もしお手持ちの服が透明感のない色ばかりで一気に変えることがむずかしいのなら、まずは顔に近いアイテムから優先的に透明感のある色に変更しましょう。
しかし最終的には全身を透明感のある色に統一するのがベストです。
くすんだNGカラーはできる限り身につけないようにして、透明感のある色だけでコーディネートするほうが、全体の洗練度もグッとアップします。
もしあなたがこれからご紹介する透明感のある色の服が似合わないと感じるなら、それこそ肌がくすんでいるということ。
まずは、メイクで肌の色の補正をすることが必須です。
そのうえで、透明感のある色の服を着てみましょう。
40代以降こそ、意識的に透明感を底上げしてくれる色を選ぶ必要があります。
それは必ずしも明るい色とは限りません。
選ぶべきは今の自分に似合う色ではなくて、透明感を与えてくれる色です。
それでは、早速、透明感のある色について詳しくお話ししていきましょう。