「家の中のテーマカラー」を決めていますか? 人気ブロガー「落ち着ける部屋」の作り方

「家の片づけを始めても、なぜかなかなか進まない」と思うことってありますよね? そんな悩みを10年以上前からブログでつづったことで、モノに囲まれた暮らしから「もたない暮らし」に変えた人気ブロガーのriamo*さん。そんなriamo*さんの著書『「もたない暮らし」の始め方』(すばる舎)から、誰でもすぐに試せる「片づけ上手になる工夫」をお届けします。

「家の中のテーマカラー」を決めていますか? 人気ブロガー「落ち着ける部屋」の作り方 093-011-104567.jpg

ピンクや水色の洗濯バサミをステンレスに

落ち着ける部屋にするために、家の中のテーマカラーを決めると、スッキリまとまります。

私が選んだカラーは、白、木目、シルバー、黒、グレー。

結婚当初、デパートで購入したのは、グリーンにイエローのラインが入った、チェックのカーテンでした。

それにあわせたレースのカーテンは、珍しい薄いイエロー。

売り場で見ると、とても素敵に見えました。

まもなく新居に移り、大きなソファの色はネイビー、クッションはグリーンでした。

1つひとつはお気に入りのものでも、それがあわさると、なんともチグハグな印象に。

モノを減らしていくと同時に、気になってきたのは、家の中のカラーでした。

当時、ベランダの洗濯バサミの色が、水色やピンク色でした。

洗濯物を干しながら、目についた洗濯バサミに、ふと、何かが違うと感じました。

洗濯バサミの色なんて、これまでは少しも気にしたことがなかったのに、もたない暮らしを始めると、どんな小さなものにも意識が向くようになりました。

色とりどりの洗濯バサミを、すべてステンレスに変えたとき、ものすごくスッキリと感じたことを今でもよく覚えています。

ポップなインテリアで揃えているという方は、センスがあって、一見ごちゃごちゃしていても、そうは見せないテクニックがある。

そんなセンスは到底なく、なんとなくで選んだものは、色の氾濫になってしまいます。

布団カバーはピンクが好き。タオルはブルー、ラグは花柄、キッチンのポットは赤!......なんて、それぞれアイテムで好きな色を選んでいると、家の中が一気に落ち着かないことになってしまいます。

無印良品の店舗が居心地良い理由

無印良品の店舗が好きです。

無印良品の店内は、とても居心地が良く、つい長居してしまう場所。

それはなぜかというと、派手な色がないから。

木目やアイボリーが、とても穏やかな落ち着いた気分にさせてくれるのです。

売り場にモノがたくさんあっても、色が揃っているだけで、雑多な印象ではなくなります。

それに対して苦手な場所は、リサイクルショップ。

誰かの不用品が、いろいろなところから持ち込まれた店内は当然、色もごちゃごちゃ。

モノから受ける圧迫感が強すぎて、すぐに出たくなります。

私は残念ながら、色で遊ぶセンスは持ち合わせておりませんので、できるだけ色のないものや柄のないものを選ぶようにしています。

ワンポイントやロゴ、キャラクターのないもの。

ワンポイントやロゴがあったほうが、おしゃれに見えそうだけど、それを家の中に置いたときは、ちょっと邪魔をしてしまうのです。

シンプルなものを選ぶだけで、部屋が整って見えます。

どんなに小さなものでも、そこにこだわりを持つと、暮らしが充実してきます。

もしあなたの部屋が、なんだか落ち着かないと感じているのなら、それは色から来る刺激を受けているのかもしれません。

無印良品の店舗のように色のトーンを揃えると、スッキリした暮らしが待っています。

イラスト:ナカイミナ

いつでも5分で片付く家になる「もたない暮らし」記事リストはこちら!

「家の中のテーマカラー」を決めていますか? 人気ブロガー「落ち着ける部屋」の作り方 093-H1-motanaikurashi+.jpg月間100万PVを長期達成している人気ブログ「やさしい時間と、もたない暮らし」のブロガーが手掛けた初著書
※書籍の詳しい内容は、こちらからAmazon書籍購入ページを参照ください

 

riamo*(りあも)

神戸市在住。ライブドアブログ公式ブロガー。ブログ「やさしい時間と、もたない暮らし」は長期にわたり月間100万PVを達成。毎日の暮らしをちょっぴり豊かにするもの選びや余計なものを持たない暮らしなどをつづり、多くのファンから愛されている。

093-H1-motanaikurashi++.jpg『「もたない暮らし」の始め方』

(riamo*/すばる舎)

人気ブロガーによる初の全ページ書き下ろし著書! 家の掃除や片づけが誰でもラクになる「もたない暮らし」。その始め方から、モノを減らした後の掃除術まで、丁寧に教えてくれます。そもそも家の中をスッキリさせれば、収納テクニックがいらなくなります。

※この記事は『「もたない暮らし」の始め方』(riamo*/すばる舎)からの抜粋です。
PAGE TOP