「なんだか疲れた」は年齢のせい? たまってしまった疲労感やだるさは、自律神経の乱れが原因かもしれません。自律神経を整えて、若返りによい10レシピをご紹介。今回はユニークな3つのレシピを順天堂大学教授・小林弘幸先生に教えていただきました。
カルシウムがたっぷり
「キャベツと桜えびのみそ汁」
1人分45.5 kcal/塩分1.5 g
材料(2人分)
キャベツ...2枚(100g)
しょうが...1かけ
だし汁...400ml
みそ...大さじ1
桜えび...大さじ2
こしょう(好みで) ...少々
作り方
① キャベツは4㎝幅のざく切りにする。しょうがはせん切りにする。
② 鍋にしょうが、だし汁を入れふたをしてひと煮立ちさせる。キャベツを加え、しんなりするまで3~4分加熱する。
③ 火を止め、みそを溶き入れる。桜えびを散らす。好みでこしょうをふっても良い。
ねばねば&クエン酸で胃を守る
「長いもと梅のみそ汁」
1人分72 kcal/塩分2 g
材料(2人分)
長いも...150g
だし汁...400ml
みそ...大さじ1
梅干し...1個
作り方
① 長いもは包丁で皮をむき、7㎜幅のいちょう切りにする。
② 鍋に1 とだし汁を入れ、ふたをしてひと煮立ちさせてから、火が通るまで2~3分加熱する。
③ 火を止め、みそを溶き入れる。種を取り除いた梅干しをちぎりながら入れる。
意外な組み合わせだけど美味
「ズッキーニとトマトのみそ汁」
1人分47.4 kcal/塩分1.6 g
材料(2人分)
ズッキーニ...1/2本
白ワイン...大さじ2
だし汁...400ml
ミニトマト...6個
みそ...大さじ1
作り方
① ズッキーニは7mm程度の輪切りにする。
② 鍋に白ワイン、だし汁を入れてふたをしてひと煮立ちさせる。ズッキーニを加えて火が通るまで2~3分加熱する。
③ ミニトマトを加え、火を止め、みそを溶き入れる。
全国各地にあるみその種類と効能
米みそは、大豆に米こうじを加え造ったもので、全国各地で生産されています。
麦みそは、大豆に麦こうじを加え造ったもの。
九州、四国、中国地方が主な産地です。
豆みそは大豆のみを主原料としたもので愛知、三重、岐阜が主な産地で、代表的なものは八丁みそです。
みそに色の違い、濃淡の差が出るのは、原料である大豆などのアミノ酸が糖と反応して褐色に変化する発酵熟成中に起こるメイラード反応が原因です。
赤みそは、メイラード反応で生み出された褐色物質・メラノイジンという成分が、肌や血管などの老化を促す活性酸素を除去する効能があります。
白みそは発酵・熟成過程でGABAというアミノ酸の一種を生成します。
GABAは、神経伝達物質として脳内の血液の流れを良くして、脳細胞の代謝機能を高めてくれる効能があります。
麦みそは食物繊維とたんぱく質が多めです。
便通改善が期待され、日ごろから便秘に悩む方などにとって強い味方です。
塩分は、全て水分に溶けた形で存在します。
みその種類やこうじの種類・量によっても塩分量は異なります。
みそを仕込むときに使う塩分は、辛口みその場合で12%前後、豆みそや甘口みそではやや少なく、白甘みそや江戸甘みそはさらに少なく5~7%です。
日本食品標準成分表2015では、100gあたりの塩分含有量は、米甘みそ6.1%、米淡色辛みそ12.4%、米赤色辛みそ13.0%、麦みそ10.7%、豆みそ10.9%となっています。