冷蔵庫は隙間時間で片づけることができる小掃除に最適な場所。いますぐ食品の置き方や並べ方をちょっとだけ変えてみませんか? 時短整理で冷蔵庫がみるみる使いやすくなります!今回は、シンプルに暮らす方法を綴ったブログが多くの人に支持されている原田さよさんに「片づいていない冷蔵庫の3つのムダ」についてお聞きしました。
ごちゃごちゃしている冷蔵庫のデメリットとは?
●なんとなく物を入れている→「空間」のムダ
背の高い食品が手前にあるため奥のものが取り出しにくいなど、ムダな空間が生まれている。または、食品を重ねて置くのも、取り出しにくい要因。
●物がいっぱいで中が見えない→「お金」のムダ
冷蔵庫の中に何が入っているかがわかりにくいため、調味料や食品を重複して購入しがち。しかも、ストック棚にも同じ調味料や食品がありませんか?
●小さいものが散乱している→「時間」のムダ
冷蔵庫にぎっしり食材が入っているため、小さい食品は空きスペースに入れるしかなく、結果、居場所を見失いがち。探している間、ドアは開きっぱなし......。
冷蔵庫内の温度は細分化されていて、それぞれの食材に適した場所があります
「冷蔵庫の各冷蔵室」
(温度3~5℃)2~3日以内に使う食材やつくりおきのおかずなど、すぐに消費する食品を保存する場所。
「ドアポケット」
(温度5~8℃)ドアを開閉するたびに温度が上昇しやすい場所。調味料や飲み物など温度変化に強い食品を置きます。
「チルド室」
(温度0~1℃)おもに肉や魚を保存。冷蔵室より低温を維持することで、鮮度を保つことに特化している。麺類や納豆などの発酵食品の保存にも。
「野菜室」
(温度4~5℃)名前の通り、野菜の保存に最適。野菜の水分を保つために温度だけでなく、湿度調整もされています。お米の保存にも。
「冷凍室」
(温度-18~-22℃)長期保存が可能。肉や魚、野菜以外の幅広い種類の食品を入れてOK。「洋菓子など、乳成分の高い食品も冷凍できますよ」と原田さよさん。
取材・文/峰岸美帆 イラスト/本山浩子