1日1万歩が脳を活性化します
認知症の発症リスクが半減
週2回以上、ウォーキングなどの軽い運動をすると、認知症のリスクが半減(世界五大医学雑誌『ランセット』の関連医学雑誌より)。軽度認知障害(認知症に進む前の段階)も、ウォーキングと食事で改善できるという科学的根拠も。軽度認知障害には該当せずとも少し心配がある人の認知機能も、週3回、20〜40分歩くことで改善します。
発想力が向上
歩くことにより規則正しく体を動かすと、脳が活性化します。アメリカ・スタンフォード大学で、歩きながら創造性を求める課題に取り組む実験を行ったところ、そのスコアは60%以上も向上。そして、この効果は、その後に座った場合も16分間持続します。仕事や家事などの考え事をするときは、歩いてみるのがおすすめです。
根気が続く
目標達成まで粘り強く行動を続けるには、不安を抑える幸せホルモン「セロトニン」が必要なことが、慶應義塾大学のマウス実験で解明されています。セロトニンを体内で産生する最大の方法は、太陽の下を歩くこと。「すぐ飽きる」「不安でくじける」という人は、歩くと根気を養える可能性があります。
構成・取材・文/岡田知子(BLOOM) 撮影/木下大造 モデル/永谷佳奈(オフィス美江) イラスト/原田マサミ