肌年齢や動脈硬化の改善に! 「足の健康チェック法」と「足の血管力」アップ体操【医師・池谷敏郎先生が指南】

冷えや痛みなど、足には血管の老化のサインが出やすいもの。そんなサインに気付いたら「血管若返り」のチャンスです。足の血流をアップさせて、全身の血管を若返らせましょう。

※この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年1月号に掲載の情報です。

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血管の若さは「足」で分かります

<足の健康チェック>
当てはまる数が多いほど、足に動脈硬化の疑いが高くなります。

肌年齢や動脈硬化の改善に! 「足の健康チェック法」と「足の血管力」アップ体操【医師・池谷敏郎先生が指南】 2401_P026_01.jpg・同世代の人と比べて、歩く速度が遅くなった
・足が冷える。またはしびれがある
・歩くと足の痛みやしびれが起きるが、休憩すると良くなる
・足が痛んだり、つりやすい(こむら返り)
・水虫や、足にできた傷がなかなか治らない
・下肢静脈瘤がある

思い当たることがあったら
「足上げテスト」に挑戦

足の動脈硬化をチェックできるテストです。
結果が良くない場合は、医療機関で検査を受けましょう。

(1)仰向けに寝そべり、太ももの裏を持って両足を上げる
※きつい場合は、足を壁につけたり、ソファなどにのせる。

肌年齢や動脈硬化の改善に! 「足の健康チェック法」と「足の血管力」アップ体操【医師・池谷敏郎先生が指南】 2401_P026_02.jpg(2)足を上げたまま、足首を20~30回曲げ伸ばす

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足を動かすことが
血管若返りの最大のコツ

上記の「足の健康チェック」で、気になることはありましたか?

実は、足には血管の老化のサインが出やすいと、池谷敏郎先生。

「血管は全身をくまなく巡り、酸素と栄養を送り、不要なものを回収してくれます。しかし女性の場合、閉経を境に女性ホルモンのエストロゲンが減少することで、血管の柔軟性が減って硬くなり、動脈硬化が進行するなど、急速に血管の老化が進みます。足の痛みや静脈が浮き出る下肢静脈瘤などは、血管の老化のサインです」

血管を若返らせる最も手軽な方法が、足の血管へのアプローチ。

「足を動かさない生活が、全身の老化を進め、血管を衰えさせます。足を動かすことで、血管はもちろん、見た目も若返るでしょう」

生活習慣をほんの少し見直して、足から血管を若返らせましょう。

 

<教えてくれた人>

池谷医院 院長
池谷敏郎(いけたに・としろう)先生

東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。1997年より現職。生活習慣病、血管・心臓などの循環器系のエキスパート。『血管の老化は「足」で止められた』(青春出版社)他、著書多数。

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