大掃除は誰かに場所を決められて無理にするものではありません。特に忙しい年末は掃除だけに時間を割くわけにはいかないので、必要最小限の掃除で十分です。
ポイントは家のどこをきれいにしたら気持ちがいいか、「目の付け所」を探すこと。
今回は1時間で行う年末「トイレ掃除」の方法を家事アドバイザーの山﨑美津江さんに教えていただきました。洗剤スプレーの作り方は文末にご紹介しています。
ハンディモップで天井のホコリを落とす
柄を付けたハンディモップで天井のホコリを落とします。
から拭きでOK。
特に換気扇にホコリが絡まっているので念入りに。
壁、床はクエン酸水をスプレーして拭く
壁や床には水あかや尿はねなどの汚れが付いています。
クエン酸水をスプレーしてから、布巾で拭き取ります。
シミになっている汚れは重曹水をスプレーして拭きます。
隙間はブラシで汚れをかき出す
便器のふたなど、部品と部品の隙間に汚れがたまっています。
隙間ブラシに布巾を巻いたものに重曹水をスプレーして汚れをかき出します。
汚れが頑固ならセスキ炭酸ソーダ水を使用。
便利グッズ!隙間ブラシ
隙間ブラシは細部の掃除で大活躍。持ち手の角度が絶妙で力を入れやすい。
写真は無印良品の隙間ブラシ。
つなぎ目はヘラで汚れをこすり取る
便器と床のつなぎ目は汚れがたまりやすく、掃除が行き届かない場所。重曹水をスプレーし、ヘラに布巾を巻いたものでこすり取ります。ブラシやヘラがなければ割り箸に布巾を巻いたものでもOK。
便利グッズ!掃除用ヘラ
先が程よくとがっているヘラは固まった汚れを削り取るのに便利。写真は無印良品の掃除用ヘラ。
便器の頑固な尿石は紙やすりでこする
便器に付いた尿石はトイレブラシでこする程度では取れません。目の細かい紙やすり(1000〜2000番)で便器を傷つけないよう優しく削り取ります。
便利グッズ!耐水性紙やすり
水につかってもボロボロになりにくい耐水性がおすすめ。
目が細かい1000〜2000番をセレクト。ホームセンターで手に入る。
拭き掃除にはマイクロファイバー布巾
綿の雑巾やボロ布でも問題ありませんが、マイクロファイバー布巾は汚れの吸着力が高く、効率的な掃除ができます。フローリングモップもこれを装着。100円ショップで手に入ります。
汚れたらセスキ炭酸ソーダにつけ置き
汚れの吸着力が高いマイクロファイバー布巾は、水洗いだけでは汚れが落ちません。ためた水にセスキ炭酸ソーダを振りかけてつけ置きしてから洗います。
洗剤スプレーを作っておくと便利!
クエン酸...水200mlに小さじ1
重曹...水200mlに小さじ1
セスキ炭酸ソーダ...水200mlに小さじ1/2
※スプレーは1ヶ月で使い切るくらいの量で。過酸化ナトリウムは水に反応すると発砲するので粉末で保存