大掃除は誰かに場所を決められて無理にするものではありません。特に忙しい年末は掃除だけに時間を割くわけにはいかないので、必要最小限の掃除で十分です。
ポイントは家のどこをきれいにしたら気持ちがいいか、「目の付け所」を探すこと。
玄関からリビングへとお客様目線でチェックしていくと、気になる汚れが目に付き、やる気が湧いてきます。
今回は年末にチェックしたい「玄関掃除」の方法を家事アドバイザーの山﨑美津江さんに教えていただきました。洗剤スプレーの作り方は最後にご紹介しています。
お客様目線で「玄関掃除」スタート!
【便利グッズ!】掃除手袋
掃除手袋は凹凸がある場所の拭き掃除に便利。
マイクロファイバー素材がおすすめですが、綿の軍手でもOKです。
100円ショップで手に入ります。
細部の汚れは、掃除手袋で拭く
インターホン、取っ手やドアノブなどは、掃除手袋を両手に装着してササッと拭いていきます。
指が細部にぴったり入り、掃除のスピードもアップします。
インターホン
ポスト
取っ手・手すり
ドアノブ
セスキ炭酸ソーダスプレーとハンディモップでドアの汚れを落とす
外玄関は家の顔です。
普段の掃除では行き届かないので、年末こそきれいにしたい場所。
ほとんどが排ガス(油)を含んだ汚れなので、セスキ炭酸ソーダ水をスプレーして拭きます。
柄を付けたハンディモップにセスキ炭酸ソーダ水をスプレーし、照明上部の汚れを拭き取ります。
メーターボックスは扉を拭いてから、隙間部分の汚れもかき出します。
靴箱や壁のホコリを落としてから床掃除
掃除の基本は上から下に流れていくこと。
まずは柄付きハンディモップで天井や壁のホコリを落としてから、靴箱など細部の汚れを掃除手袋で落とします。
掃除機で床の砂ボコリを取る
床は掃除機で大まかな汚れを取り除きます。
一般的な掃除機なら隙間ブラシなどのノズルに替えてから。
ほうきで掃いてもOK。
【便利グッズ!】ハンディ掃除機
マキタのコードレス掃除機は軽量で持ち運ぶのにも便利。
山﨑さんはノズルが汚れたら取り外して洗うことも。
山﨑さんは業務用を愛用。
重曹水&セスキ炭酸ソーダ水で、濡れ布巾でゴシゴシ拭く
重曹水をスプレーした布巾で床をごしごし拭きます。
汚れが落ちにくい場所はセスキ炭酸ソーダ水を直接スプレーしてから拭きます。
洗剤スプレーを作っておくと便利!
クエン酸...水200mlに小さじ1
重曹...水200mlに小さじ1
セスキ炭酸ソーダ...水200mlに小さじ1/2
※スプレーは1ヶ月で使い切るくらいの量で。過酸化ナトリウムは水に反応すると発砲するので粉末で保存