首元あたたか。重ねえりのワンピースと綿入りストール/高橋恵美子さんのきものリフォーム

もう着なくなったお手持ちのきものを、洋服にリフォームしてみませんか? やさしい手ぬいを提案する高橋恵美子さんのきものリフォームをご紹介します。

首元あたたか。重ねえりのワンピースと綿入りストール/高橋恵美子さんのきものリフォーム 1811p115_01.jpgきものの裏地をそのまま使って、着心地も暖かくしました。
個性的なえりが目を引いて、一枚だけで絵になります

布地をまとうようにゆったりと着られるワンピースと、おそろいのきもの地で作ったストールです。デザインのポイントはワンピースのえり。細長く四角いきもののえり布を、身頃にそのままぬい留め、胸元で左右を重ねています。ボリュームがあるので自然にふわっと立ち上がり、首のラインやえり足がきれいに見えます。

作り方はどちらもとても簡単。ワンピースはきものの袖や背ぬい部分をほどかずに、もともとの形を最大限に生かしていますし、丈や袖の長さも自分のサイズに合わせてアレンジ可能。ストールは2枚のきもの地に手芸用のわたを入れて四角くぬい合わせるだけです。
素材は滑らかな手触りと光沢がすてきな銘仙を使いましたが、お手持ちの好きなきもの地で作ってみてくださいね。


首元あたたか。重ねえりのワンピースと綿入りストール/高橋恵美子さんのきものリフォーム 1811p114_01.jpgえり幅はたっぷり8cm。身頃との柄向きの違いがアクセントになります

 

首元あたたか。重ねえりのワンピースと綿入りストール/高橋恵美子さんのきものリフォーム 1811p114_02.jpgストールはきもの地2枚にキルト綿を挟んで重ね、ぬい合わせているだけ。
綿入りだから程よい厚みがあり、巻いたときに 形がきれいです。

 

首元あたたか。重ねえりのワンピースと綿入りストール/高橋恵美子さんのきものリフォーム 1811p116_01.jpgパンツ&ベルトを合わせれば、また違う表情に。
ウエストをベルトで絞ると、縦の線が強調されてほっそり見えます。


●詳しい作り方は「毎日が発見」2018年11月号P118~121で説明しています。

 

取材・文/飯田充代 撮影/中島繁樹

 

<教えてくれた人>
高橋恵美子(たかはし・えみこ)さん

1954年、東京・青山生まれ。初めて手作りする人のための、易しい手ぬいを提案し、昨年40周年を迎えた。「日本手ぬい普及協会」主宰。きものリフォームから洋服の手作りなどさまざまなテーマの著書は100冊以上。

この記事は『毎日が発見』2018年11月号に掲載の情報です。
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