きものを手ぬいでリフォームすることを提案している高橋恵美子さんによる「きものリフォーム」。今回はふたつのきものから、チュニックとパンツを作ります。
たっぷりゆっくり。毎日着たくなります
チュニックの丈は長め。ウエストやお尻が隠れて、着心地もゆったりです。ちりめんや綿紗などの柔らかい生地で作れば、体にフィット。また、銘仙や紬ならハリが出ます。好きな素材で作ってくださいね。
パンツはとてもシンプル。こういうはきやすい形はお店ではなかなか見つからないものです。ウエストはゴムですが、きれいなラインにこだわったデザインですから、きっとすてきに着こなせます。素材は紬や木綿が向いています。箪笥に大島紬などが眠っていたら試してみては?軽くしわにならないから、旅先などでも重宝します。
BEFORE AFTER
BEFORE AFTER
人気のロングカーディガンですっきりと
カーディガンからパンツへとスレンダーなラインをつなげます。パンツも型紙付き。きもの幅をそのまま生かして裁断できるから簡単。
ふんわりスカートに合わせていっそう女性らしく
春らしくさわやかな色でまとめました。スカートと合わせると、パンツスタイルと雰囲気ががらりと変わりますね。
作り方は『毎日が発見』2016年11月号「きものリフォーム」で詳しく解説しています。
高橋恵美子(たかはし・えみこ)さん
1954年、東京青山生まれ。初めて手作りする人のための、易しい手ぬいを提案し40周年を迎えた。「日本手ぬい普及協会」主宰。きものリフォームから洋服の手作りまで、さまざまなテーマの著書は100冊以上。