キルティングした四角い布をアレンジ! 「きものの端切れ」を「ポーチ・小さなトレー・ブックカバー」に

愛着はあるけれどサイズが合わない、思い出は大事にしたいけれど着る機会がない...。そんな理由で、手放せないままになっているきものの一部・端切れを利用して、日常の場面で使える四角い布を作ってみませんか? キルティングの仕方は簡単。定期誌『毎日が発見』で人気の連載「マミ山本さんのきもの小物でリフォーム」より、「きものの端切れ」をキルティングして作る「ポーチ・小さなトレー・ブックカバー」をご紹介します。

四角い布の形をアレンジしてみましょう

3つの小物は、どれももともとキルティングをした四角い布。

折り畳めばポーチに、両サイドを折ればブックカバーに...。

ひと手間で用途がぐんと広がります。

いつも持ち歩きたい「ポーチ」

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長方形のキルト布を折り畳んだ手触りのやさしいポーチです。

キルト芯をはさんでいるので中に入れるものも壊れにくく安心。

できあがりサイズ(閉めた状態)は20×12cm。

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開けたところ

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閉めたところ

素材は縮緬(ちりめん)地。

葉柄に沿ってキルティングをしています。

バイアス布にもきもの地を使っていますが、市販のものを使えばより簡単。

※単位はcm

●キルティングをした布を下図のサイズにカットする

キルティングした四角い布をアレンジ! 「きものの端切れ」を「ポーチ・小さなトレー・ブックカバー」に 2104_P104_04_W500.jpg●下端をバイアス布でくるむ

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※反対側も同じようにかがる

[バイアス布のぬい方]キルティングした四角い布をアレンジ! 「きものの端切れ」を「ポーチ・小さなトレー・ブックカバー」に 2104_P104_08_W500.jpgキルティングした四角い布をアレンジ! 「きものの端切れ」を「ポーチ・小さなトレー・ブックカバー」に 2104_P104_09_W500.jpg

四隅を結んで...「小さなトレー」

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四角い布の角をつまむと平面が立体に。

外側は小さな水玉、内側は晴れ着の一部。

あえて色柄を変え、表情を楽しみます。

できあがりサイズは9×9cm。

●キルティングをした布を下図のサイズにカットする

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※四隅の結び方は下参照

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トレー中面キルティングした四角い布をアレンジ! 「きものの端切れ」を「ポーチ・小さなトレー・ブックカバー」に 2104_P105_07_W500.jpg

角を写真のように折り、軽く糸でぬい留めます。キルティングした四角い布をアレンジ! 「きものの端切れ」を「ポーチ・小さなトレー・ブックカバー」に 2104_P105_08_W500.jpg

刺繍糸(6本取り)を結びアクセントに。キルト芯をはさんでいるので形崩れなし。

手帳や本のサイズに合わせて「ブックカバー」

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山本さんの手帳カバー。

きもの地は魔よけになるといわれ縁起のいい麻の葉柄。

幸運を呼びそうです。

できあがりサイズは手持ちの本に合わせましょう。

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葉柄の一部の輪郭に沿ってキルティングをしています。

●キルティングをした布を下図のサイズにカットする

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【次ページ:キルティングの仕方】

 

マミ山本(まみ・やまもと)さん
1971年、愛知県生まれ。生花、プリザーブドフラワー、アートフラワーデザイナーであり雑貨作家。「アネラ」主宰。ウエディング会場の花のディスプレイも手がける。大のきもの愛好家。

この記事は『毎日が発見』2021年4月号に掲載の情報です。

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