「なんとなく不調」と向き合う。麻酔科の名医・富永喜代先生の習慣「朝はゆっくりスタートする」

日々多忙な医師の方々は、どのように元気をキープしているのでしょう? その秘訣はどうやら朝の過ごし方にありそうです。今回は麻酔科医の冨永喜代先生(56歳)が実践している朝活についてお話を伺いました。

【前回】循環器内科の名医・桑島巌先生の朝習慣を拝見「認知機能を維持するための朝の脳活」

自分のペースに合わせて
心地いい朝の過ごし方を

更年期障害の真っ最中という富永先生。

以前は朝が得意だったはずが、近年はつらくて仕方ないそうです。

そんな中、見つけた対策が更年期ならではの「なんとなく不調」に逆らうのではなく、寄り添うこと。

「ホルモン補充療法を行いながら、体と向き合っています。朝は目覚めるのに少し時間がかかるようになりましたが、その分、ゆっくり過ごしています」

ストレス対策には、抗酸化作用のある食材を積極的に摂るようにしていると言います。

「朝は食欲がないので、アスタキサンチンなど抗酸化作用の高いサプリメントで代用して栄養を補給しています」

つい無理をしてしまうという人にこそ参考にしてほしい習慣です。


「朝活」3つの心がけ

(1)ゆっくりとスタートする
(2)朝食は体調と相談
(3)朝の頭の状態を観察

体のエンジンをかけるために
【15分はまったりする】

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朝起きたら、まずはニュースを見ながらソファでのんびりとくつ ろぎつつ、頭がスッキリしてくるのを待つのが最近の日課です。

だいたい15分くらいは何をするでもなく、だらだらと過ごしているこ とが多いです。

更年期のつらい症状と付き合ううちに、不調を乗り切る自分なりの術を見つけられるようになってきました。

 

<教えてくれた人>

富永ペインクリニック院長
富永喜代(とみなが・きよ)先生

医学博士。日本麻酔科学会指導医。聖隷浜松病院などで麻酔科医として勤務、2万人を超える臨床麻酔実績を持つ。2008年より現職。YouTube「女医 富永喜代の人には言えない痛み相談室」はチャンネル登録者数約24万人。

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この記事は『毎日が発見』2023年7月号に掲載の情報です。
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