日々多忙な医師の方々は、どのように元気をキープしているのでしょう? その秘訣はどうやら朝の過ごし方にありそうです。今回は心療内科医の姫野友美先生(69歳)が実践している朝活についてお話を伺いました。
まずは食事が大切
「ながら」で体力向上も
忙しい日々を元気に乗り切るために、「3食しっかりと食べる」が基本だという姫野先生。
どんなに予定が詰まっている日でも、食事は抜かないそうです。
特に大切にしているのは、たんぱく質をしっかり摂ること。
朝食では、豆乳ヨーグルトにプロテインパウダーをプラス。
昼夜は、魚と肉の両方を食べるように心がけているそうです。
「私たちの年頃になると、朝食に十分なたんぱく質を摂取することが本当に大切です。筋肉の維持だけでなく、認知機能を保つためにも積極的に摂ってください」
病気予防には口の健康対策、体力維持には通勤時間を活用するなど、無理なく続けられる習慣が、健康と若さの秘訣のようです。
「朝活」3つの心がけ
(1)口の中を清潔にする
(2)脱水を防ぐ
(3)たんぱく質を摂る
心がけ(1)
歯周病を防いで認知症を予防する
【朝一番に重曹歯みがき】
寝ている間、口の中にはいろいろな菌が増えてしまいます。
歯周病菌のように体に悪影響をもたらす菌をそのまま飲みこんでしまうと、腸内環境の悪化につながるので、まずは重曹入り歯みがき剤で口の中を清潔にします。
歯周病菌は認知症や動脈硬化、糖尿病、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などの原因になることも分かっているので、体の中に入れないように気を付けています。