糖尿病専門医の牧田善二先生がおすすめ「ちょい足しで簡単!体と脳が若返る万能食材」

ごま

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抗酸化力の高いゴマリグナンは、ごまにのみ含まれる成分。脂質の酸化を抑える、脂肪酸の代謝を高める、肝臓機能の向上などの働きを期待できます。

おすすめは
一度にたくさん摂るよりも、他の食材と合わせてこまめに摂りましょう。

食べる頻度
毎日摂取OK

摂取量の目安
1日大さじ1~2杯(10~20g)。すったり、指でひねったりすることで栄養素の吸収率が上がります。

【迷ったら黒ごま】
白ごま、金ごま、黒ごま、どれも抗酸化作用がありますが、迷ったときはポリフェノールを多く含む黒ごまを選びましょう。


納豆

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豆腐同様、イソフラボンの効果に加えて、ネバネバに含まれるナットウキナーゼが血栓を溶かし、脳梗塞などの予防効果を期待できます。

おすすめは
血栓は深夜から朝にかけてできやすいので、夜食べるのがおすすめ。

食べる頻度
毎日摂取OK

摂取量の目安
1日あたり1~2パック程度。毎日、みそ汁を飲む、豆腐や豆乳を摂っているという人は1日1パックがおすすめ。

納豆キムチ

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納豆1パックにキムチ30gを加えて混ぜる。

にんにく

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にんにくに含まれるアリシンという成分が、同じくにんにくに含まれるビタミンB1と結びつくと糖質の代謝が促され、糖化やAGEを抑制する作用が。

おすすめは
調理時に切ったり、刻んだりするとアリシンが発生しやすくなります。

食べる頻度
週2~3回

摂取量の目安
生なら1日1片、加熱調理したものなら1日3片程度まで。刺激が強いので、胃腸の弱い人は生食は避けて。

参考:『決定版 糖質オフの教科書』(著/牧田善二 新星出版社)、厚生労働省 21世紀における国民健康づくり運動「健康日本21」
「摂取量の目安」は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」をもとに編集部で作成。

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レシピ制作・監修・栄養計算/成澤文子 取材・文/寳田真由美(オフィス・エム) 撮影/米山典子

 

AGE 牧田クリニック院長
牧田善二(まきた・ぜんじ)先生

北海道大学医学部卒業。糖尿病専門医、医学博士。1996年北海道大学医学部講師、2000年久留米大学医学部教授。03年より現職。新刊『医者に殺されない 病院・医者の正しい選び方』(新星出版社)他、著書多数。

この記事は『毎日が発見』2023年6月号に掲載の情報です。

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