自粛生活が続く中、筋肉量の減少やうつ、認知機能の低下が増えています。やはり、若さの秘訣は血管力と筋力! そこで今回は、管理栄養士で料理研究家の成澤文子(なりさわ・あやこ)さんに「嚙む力アップ! 切り干し大根活用レシピ」について教えてもらいました。
【前回】筋肉の材料、たんぱく質が豊富! 昼食、夕食にピッタリ「しっとり鶏むね肉」レシピ
【筋力アップ】切り干し大根
●オーラルフレイル(口腔機能の低下)を予防。
●嚙む力を養うには、切り干し大根程度の硬さの食材が最適。
●ごぼうやたけのこ、いか、たこ、生野菜なども嚙むことを促します。
切り干し大根のつくね
1人分239kcal/塩分1.5g
切り干し大根が入ることで自然と嚙む回数が増えます。
材料(2人分)
切り干し大根(乾燥)...20g
豚ひき肉...150g
玉ねぎ...1/4個
野菜(サラダ菜、トマトなどお好みで)...適量
(A)片栗粉...小さじ1
(A)しょうゆ...小さじ1
(A)しょうがのしぼり汁...小さじ1
(A)酒...大さじ1
(B)しょうゆ...小さじ2
(B)砂糖...小さじ1と1/2
(B)みりん...小さじ1と1/2
(B)酒...小さじ1と1/2
(B)片栗粉...小さじ1/4
サラダ油...適量
作り方
(1)切り干し大根は戻してから細かく切る。玉ねぎはみじん切りにする。
(2)ボウルに豚ひき肉、(1)と(A)を入れてよくこね、4等分にして小判形に丸める。
(3)フライパンにサラダ油を熱し、(2)を入れて両面焼く。火が通ったらフライパンの油をふき、よく混ぜた(B)を加えてからめる。器に盛り、お好みの野菜を添える。
切り干し大根のナポリタン風
1人分52kcal/塩分0.4g
材料(作りやすい分量)
切り干し大根(乾燥)...30g
ピーマン...1個
オリーブ油...大さじ1/2
(A)水...大さじ3
(A)トマト缶(ホール)...1/2缶
(A)ケチャップ...大さじ1/2
(A)ウスターソース...小さじ1
(A)切り干し大根の戻し汁(または水)...大さじ3
作り方
(1)切り干し大根は戻す。ピーマンは種を取り細切りに。
(2)フライパンにオリーブ油を熱し、(1)を加えて炒め、(A)を入れてトマトを潰しながら加熱する。沸騰したら弱火にし、7分程度煮る。味をみて足りなければ塩、こしょう各少々(分量外)で味をととのえる。
《切り干し大根戻し方ポイント》
ボウルに切り干し大根とかぶる程度の水を入れ、ほぐしながらもみ洗いし、汚れを落とす。水は流しておく。
再びボウルに、切り干し大根がひたひたになる程度の水を加え、商品に表示されている時間通りに水に浸けて戻します。
しっかりと余分な水けを絞ります。
レシピ制作・監修・栄養計算/成澤文子 スタイリング/片野坂圭子 撮影/齋藤ジン