50歳から「足の変化」が加速する...? 立った姿勢で試してほしい「足裏アーチチェック」

ひざが痛くて歩きづらい、痛くなりそうだから外出したくない――年齢を重ねて感じるそんなひざの悩み。理学療法士の土屋元明さんは「ひざの痛みの多くは、ひざ関節や軟骨の変形ではなく、ひざから足首までのねじれが原因になっている可能性がある。痛みをセルフケアすることはできる」といいます。そこで、土屋さんの著書『ひざのねじれをとれば、ひざ痛は治る 1日5分から始める超簡単ひざトレーニング』(方丈社)から、ひざ痛の原因や自宅で簡単にできるセルフケア方法をご紹介。実践して、自分で元気に歩く力を手に入れませんか?

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アーチのチェック

足には3つのアーチ(横アーチ・内側縦アーチ・外側縦アーチ)があり、足の裏の筋肉や神経が傷つくのを防いだり、地面からの力を効率よく体に伝えて推進力を高めたりする役割があります。

一般的に、日本人の足は内側縦アーチがつぶれて「へんぺい足」になりやすいだけではなく、横のアーチがつぶれて足が横に広がる「開帳足」になりやすい特徴があり、この足の変化はとくに50歳を過ぎると加速してくるという報告もあります。

つまり、日本人の足は「幅広甲低」になりやすいのです。

実際に臨床の場では50歳を過ぎ、足の問題にともなってひざの痛みが強まってくる人と多く遭遇します。

そして近年、子どもや若い世代にも増えてきていると感じます。

そこで私は、アーチがつぶれる原因として普段の姿勢が大きく関係していると考えています。

加齢にともない、アーチをつくる筋肉などが低下することも原因ですが、姿勢が悪いために筋肉をうまくはたらかせることができないことが影響し、骨や関節、それを囲んでいる靭帯などに負担がかかり、アーチをつぶす場合も増えていると考えているのです。

アーチはねじれと大きく関係し、つぶれてしまうとそれがねじれをまねいたり、増悪させる要因になって、発痛ポイントの痛みを引き起こします。

後ほど紹介しますが、アーチをつくるケアがそのままねじれのケアになるほど、アーチは大切です。

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●アーチのチェック

普段通り立ち、アーチの「すき間」があるか家族や友人に人差し指を入れてもらって両足をチェックする

*必ず「立位」でチェックを。鏡で確認もOK!

【最初から読む】ひざが痛い・・・その原因は「足がねじれてる」からかも? ひざ痛をまねく2タイプの「足のねじれ」

【まとめ読み】「超簡単ひざトレーニング」記事リストはこちら!

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ひざ痛の原因やその見立て、トレーニング方法などが全5章で紹介されています

 

土屋元明(つちや・げんめい)
動きのこだわりテーション代表。理学療法士、呼吸療法認定士、日本メディカルフィットネス研究会常任理事。急性期医療から在宅医療まで、あらゆる世代の理学療法に10年以上携わり、2016年に独立。現在は加齢や運動不足による身体機能の低下を予防し、健康寿命を延伸するセルフケアの普及に努めている。

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『ひざのねじれをとれば、ひざ痛は治る 1日5分から始める超簡単ひざトレーニング』

(土屋元明/方丈社)

実は、ひざ痛の原因は「ねじれ」がほとんどだということをご存じですか? 軽度の変形性膝関節症や加齢、生活で傷めたひざのセルフケア方法をまとめた簡単ひざトレーニング。暮らし方の見直しやひざを支える筋力アップなど、重症化予防情報が満載です。

※この記事は『ひざのねじれをとれば、ひざ痛は治る 1日5分から始める超簡単ひざトレーニング』(土屋元明/方丈社)からの抜粋です。
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