その「イボ」、他人にうつしてしまうかも!? 痛みやかゆみなどの症状はなくても放置は厳禁

最近、急にイボが増えたなんて人はいませんか? もしそのイボがウイルス性だったとしたら、肌のお手入れを通じて広げてしまったり、知らずに人にうつしてしまったりする可能性も。そこで今回は、さいたま赤十字病院 皮膚科部長の三石 剛(みついし・つよし)先生に「イボの基礎知識や種類とできやすい部位」について教えていただきました。

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イボの数が急に増えたなら、ウイルス性イボの可能性が! 放置しないようにしましょう。


知っておきたい「イボ」の基礎知識

・子どもから高齢者まで幅広い世代で発症する
・痛みやかゆみなどの症状はない
・さまざまな種類がある
・人から人にうつる「ウイルス性のイボ」と、うつらない「非ウイルス性のイボ」がある


急速に増えて広がるウイルス性イボ

肌の天敵ともいえる紫外線が強くなる季節には、美容液やUVカットのクリームなどで顔などの手入れを入念にする方もいらっしゃるでしょう。

でも、ウイルス性イボに気付かずに美顔器を使うと、思わぬ事態を招くことがあります。

「ウイルス性イボのひとつ『扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)』は、ニキビと間違われやすく、美顔器を使うことで顔全体にイボを広げてしまいます。ウイルス性イボは急速に広がるのです」と三石剛先生は警鐘を鳴らします。

ウイルス性イボの代表格は、顔や手の甲などに生じる「扁平疣贅」や、丸く表面がザラザラして手足に生じやすい「尋常性(じんじょうせい)疣贅」。

原因はヒトパピローマウイルス(HPV)感染で、イボ付近の皮膚の表面(角質)には、たくさんのウイルスがいます。

ニキビと間違えて扁平疣贅を美顔器でこすると、顔全体にウイルスを広げてイボを増やしてしまうことになるのです。

「ウイルス性イボは、ジムや公衆浴場などで知らないうちに感染し、逆に他人に感染を広げる可能性もあります。そのため、放置しないようにしましょう」と三石先生。

ウイルス性イボには、子どもがプールなどで感染しやすい「伝染性軟属腫(なんぞくしゅ)水イボ)と呼ばれるものもあります。

また、大人が性行為などで感染する尖圭(せんけい)コンジローマ(性器疣贅)というイボも。

尖圭コンジローマの原因も、ヒトパピローマウイルスですが、扁平疣贅や尋常性疣贅のウイルスとは別の種類です。

「ヒトパピローマウイルスといっても、220以上ものタイプがあります。私たちの研究で、新たなタイプも発見しました。ウイルスのタイプによって性質は異なり、イボが生じやすい部位や形状も違うので、個々に合わせた治療が大切です」と三石先生。

実は一言で"イボ"といっても、診断によって治療法が変わり、治療が難しいケースもあるそうです。

三石先生は、イボ診療のガイドラインの作成に携わるなど専門性が高く、難治性イボにもオリジナルの治療法で対応しています。

「イボにはいろいろな種類があるため、早めに皮膚科を受診して治療を受けることがなによりです」と三石先生。

イボの種類とできやすい部位

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取材・文/安達純子 イラスト/堀江篤史

 

<教えてくれた人>
さいたま赤十字病院 皮膚科部長
三石 剛(みついし・つよし)先生
医学博士。専門は皮膚科領域、特にイボ治療。日本皮膚科学会代議員、皮膚科専門医研修施設指導医。日本皮膚科学会の尋常性疣贅診療ガイドライン策定委員会委員も。

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