「もむ」「たたく」だけじゃない♪ 慢性的な肩こりに、こりを流す「肩のむくみとり」体操

長年悩まされている「肩こり」はありませんか? それは「肩甲骨のむくみ」が隠れているかもしれません。東京医科大学 整形外科准教授の遠藤健司(えんどう・けんじ)先生に「肩周りのむくみを押し流す方法」を教えてもらいました。

【前回:不眠やうつの原因にも...!? 長年続くつらい肩こり。肩甲骨に「むくみ」がありませんか?】

こりを流すときは!
●「痛気持ちいい」やや強い圧力で
● ゆっくり5秒かけて押し流す
● 3~5回繰り返す


《肩周りのむくみを上から下に押し流す》

首を下に曲げてから左右どちらかに倒し、伸ばした方の首から肩口にかけてのむくみを、指をそろえて上から下に押し流す。反対側も同様に。そのまま上腕部の三角筋のこりを流すと、さらに効果アップ。

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慢性的な肩こりには、僧帽筋のむくみを押し流すのが有効。「もむ」「たたく」だけじゃない♪ 慢性的な肩こりに、こりを流す「肩のむくみとり」体操 2103_P016_02.jpg


《首の後ろ側にたまったむくみを上から下に押し流す》

下を向き、伸ばした首の後ろ側のむくみを、両手を使って上から下へ押し流す。「もむ」「たたく」だけじゃない♪ 慢性的な肩こりに、こりを流す「肩のむくみとり」体操 2103_P016_03.jpg

下を向いて肩甲挙筋を伸ばし、上から下へ押し流すと効果的。「もむ」「たたく」だけじゃない♪ 慢性的な肩こりに、こりを流す「肩のむくみとり」体操 2103_P016_04.jpg

さらに効果を高めたいなら

片側ずつテニスボールを当てて、上から下に転がすのもいい。できれば肩甲骨の辺りまで押し流す。「もむ」「たたく」だけじゃない♪ 慢性的な肩こりに、こりを流す「肩のむくみとり」体操 2103_P016_05.jpg

【まとめ読み】特集「肩のむくみとり体操記事リスト

取材・文/オフィス・エム(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 イラスト/ノグチユミコ モデル/永谷佳奈

 

<教えてくれた人>
東京医科大学 整形外科准教授
遠藤健司(えんどう・けんじ)先生
東京医科大学卒業。1992年米国ロックフェラー大学に留学。帰国後、東京医科大学整形外科医長などを経て2018年より現職。著書に『たった30秒 ファシアゆるゆる体操がコリに効く!』(扶桑社)。

この記事は『毎日が発見』2021年3月号に掲載の情報です。

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