長年悩まされている「肩こり」はありませんか? それは「肩甲骨のむくみ」が隠れているかもしれません。東京医科大学 整形外科准教授の遠藤健司(えんどう・けんじ)先生に「肩周りのむくみを押し流す方法」を教えてもらいました。
【前回:不眠やうつの原因にも...!? 長年続くつらい肩こり。肩甲骨に「むくみ」がありませんか?】
こりを流すときは!
●「痛気持ちいい」やや強い圧力で
● ゆっくり5秒かけて押し流す
● 3~5回繰り返す
《肩周りのむくみを上から下に押し流す》
首を下に曲げてから左右どちらかに倒し、伸ばした方の首から肩口にかけてのむくみを、指をそろえて上から下に押し流す。反対側も同様に。そのまま上腕部の三角筋のこりを流すと、さらに効果アップ。
慢性的な肩こりには、僧帽筋のむくみを押し流すのが有効。
《首の後ろ側にたまったむくみを上から下に押し流す》
下を向き、伸ばした首の後ろ側のむくみを、両手を使って上から下へ押し流す。
下を向いて肩甲挙筋を伸ばし、上から下へ押し流すと効果的。
さらに効果を高めたいなら
片側ずつテニスボールを当てて、上から下に転がすのもいい。できれば肩甲骨の辺りまで押し流す。
取材・文/オフィス・エム(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 イラスト/ノグチユミコ モデル/永谷佳奈