実は、日本で年間130万件以上行われているんです。「白内障手術」の基礎知識

「白内障」という目の水晶体がにごってしまう病気をご存じでしょうか? 年間9000件以上の手術をこなす赤星隆幸先生によると、白内障は白髪のように「誰しもがなる老化現象」なのだそう。そこで、先生の著書『ビジュアル解説でわかる! 白内障手術のすべて』(赤星隆幸/KADOKAWA)より、白内障の基礎知識から、「50代から受けるのが最適」といわれる手術まで、抜粋してご紹介します。

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白内障は手術でしか治せない

白内障治療は、この十数年で目覚ましい進歩を遂げています。

しかし進歩が急激なだけに、間違った情報や誤解も少なくありません。

目薬では決して治りません

白内障治療には、目薬と手術がありますが、目薬はあくまでも症状を抑えるためだけのもの。

一度にごってしまった水晶体は、目薬では元に戻せません。

点眼を続けていても、白内障は確実に進行していきます。

治せるのは手術だけなのです。

手術のタイミングが遅れてしまい、「もっと早くに手術しておけば...」というケースが少なくありません。

【白内障の手術①】
白内障手術は簡単にいうと水晶体をきれいなレンズに入れ換えること

白内障の手術は、にごってしまった水晶体を取り除き、代わりに人工の水晶体である眼内レンズと入れ換えることです。

一度にごってしまった水晶体は、決して元に戻ることはないので、見えづらさ解消のためには外科手術で取り除いて交換するしかありません。

【白内障の手術②】
白内障手術は日本で年間約130万件以上行われている保険適用の最多手術

目の外科手術と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、現在の白内障手術は、技術の進歩により、目への負担が少なくなり、とても安全です。

実際、白内障手術は健康保険適用で、全国の眼科クリニックで日常的に行われている、ごく一般的な手術となっています。

【白内障の手術③】
手術のチャンスは一生に一度! やり直しはききません

手術で水晶体を包む透明な袋(嚢)の中に移植された眼内レンズは、術後数週間でしっかり固定されてしまうので、再び取り出して交換することはできません。

基本的に白内障手術はやり直しのきかない、一生に一度のものとなります。

一度手術すれば、眼内レンズは一生もちます

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人工水晶体である眼内レンズは、にごらない

白内障手術で、水晶体の代わりに移植する眼内レンズの寿命は、半永久的です。

手術のあとにコンタクトレンズのように洗浄したり、交換などのメンテナンスは必要なく、また、途中で劣化したり機能が落ちることもありません。

【まとめ読み】『白内障手術のすべて』記事リスト

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白内障について、カラーイラストを用いて名医がわかりやすく解説! 4章に渡って「執刀ドクターの見極め方」や「手術後のケア」など、「最新の白内障治療」の情報が紹介されています。

 

赤星隆幸(あかほし・たかゆき)
1957年神奈川県生まれ。白内障の画期的な手術法「フェイコ・チョップ法」を考案し、世界67か国に普及。年間約9000件の白内障手術を執刀し、2017年、日本人で初のケルマン賞(白内障治療で国際的に活躍した眼科医を顕彰)を受賞。

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『ビジュアル解説でわかる! 老眼 近視 乱視 遠視も治せる 白内障手術のすべて 一生「見えにくい」から解放される』

(赤星隆幸/KADOKAWA)

「白内障」をご存じですか? 実は「誰しもがなる老化現象」で、50代では半数の人が、水晶体ににごりが出ているといわれています。そんな身近な病気ですが、治療のための手術については、よく知られていません。そんな白内障手術について、毎年9000件以上の手術をこなす名医・赤星隆幸先生が丁寧に解説。豊富なカラーイラストで説明がわかりやすい「決定版」です。

※この記事は『ビジュアル解説でわかる! 白内障手術のすべて』(赤星隆幸/KADOKAWA)からの抜粋です。

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