酒かすは、日本酒の原料である熟成させたもろみを圧縮し、酒を分離した後に残る固形物です。百薬の長といわれる日本酒と同様にさまざまな健康効果が期待され、美肌作りにもいいと言われています。
管理栄養士のコーゲヨーコさんによると、「酒かすには豊富なアミノ酸や尿素、乳酸といった保湿成分が多く含まれている他、酵母に保水作用があるので、肌の潤いを保ってくれます」とのこと。そこで自宅で簡単に作れる「酒かすローション」の作り方を教えてもらいました。美活にぜひ取り入れてみてください。
※作る前には必ずパッチテストを行ってください。
前の記事「「高血圧」から「肌荒れ」まで効果あり。酒粕は万能薬です/酒かす生活はじめましょう(2)」はこちら。
◆パッチテストの方法
1.腕の内側に少量を塗って10分待ちます。
2.キレイに洗い流して、赤みやかゆみなど、肌に異常がないか確認して、異常があった場合は、作ることを中止してください。
◆酒かすローション
材料
酒かす...25g
精製水...200㎖
はちみつ、またはお好みの油(ホホバオイルなど)...小さじ1/2
容器...新品のボトル(200㎖以上)1本
作り方
1.鍋に酒かすと精製水を入れ、弱火にかける。少しとろみが出るまで泡立て器で混ぜながら約10分煮詰める。
2.ドリッパーにコーヒーフィルターを取り付け、1をこす。酒かすの種類により、こすのに40〜60分ほどかかる場合もある。
3.こした液にはちみつを入れて、よく混ぜる。容器に入れて、冷蔵庫で保管する。
※10日ほどで使い切りましょう。
次の記事「吹き出物対策にも! 自宅で作れる"酒かすせっけん" /酒かす生活はじめましょう(4) 」はこちら。
構成・文/中沢文子 撮影/齋藤ジン
<教えてくれた人>
コーゲヨーコさん
1965年生まれ。管理栄養士。国際薬膳食育師・フードコーディネーター・野菜ソムリエ他の資格も持つ。管理栄養士として病院に15年間勤務。現在は、講演や料理教室 、雑誌など、多方面で活動中
コーゲヨーコさん
1965年生まれ。管理栄養士。国際薬膳食育師・フードコーディネーター・野菜ソムリエ他の資格も持つ。管理栄養士として病院に15年間勤務。現在は、講演や料理教室 、雑誌など、多方面で活動中