発症から72時間が勝負です!「帯状疱疹」の初期症状とは?

「日本人の3人に1人がなる」とも言われる帯状疱疹。いったいどのような病気なのでしょうか? 宇野皮膚科医院長の漆畑 修(うるしばた・おさむ)先生に、帯状疱疹の症状や、治療・予防法をお聞きしました。今回は「初期症状」についてご紹介します。

発見が遅れないように、初期の症状を知ることが大事

ある日、体の片側に痛みや違和感が生じた後、皮膚に赤い発疹や水ぶくれが出てきた――。

急にこういった症状が現れたら戸惑うかもしれません。

これが「帯状疱疹」の初期症状です。

帯状疱疹を引き起こすのは「水ぼうそうウイルス」。

過去に水ぼうそうになったことがある人がかかる病気です。

初期症状を見逃さないで

前触れ(前駆痛)

●体の片側に痛みや違和感が生じる

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発疹が出る数日前から体の片側にピリピリとした「痛み」やモゾモゾとした「違和感」が生じるようになります。

かゆみが出ることもある

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人によっては「痛み」や「違和感」が生じるのではなく、「かゆみ」を感じるという人もいます。

発症(急性痛)

痛みが神経に沿って出る

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発疹と同時に末梢神経に沿って痛みが広がり、強くなります。これは皮膚や神経組織に炎症が起こっているためです。

小さな赤いブツブツが体の片側に出て痛む2008_P065_002.jpg

体の左右どちらか片側の皮膚に、小さい赤いブツブツの発疹が現れ痛みも出てきます。発疹は水ぶくれに変わります。

発症から72時間以内に皮膚科へ

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上のように、帯状疱疹は最初、体のどこかに「前触れ」と「発症」の症状が現れます。

症状が出やすいのは胸や背中、頭部など。

「発症から72時間以内に受診して治療を受ければ、早く治すことができます」と漆畑先生は話します。

ブツブツは体のどこにでもできる

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まれに全身に水ぶくれが出ることもある

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取材・文/松澤ゆかり イラスト/祖父江ヒロコ

 

<教えてくれた人>

漆畑 修(うるしばた・おさむ)先生
宇野皮膚科医院長。医学博士。東邦大学医学部卒業。東邦大学医学部客員教授などを経て現職。著書は『痛みを残さない帯状疱疹 再発させない単純ヘルペス』(メディカルトリビューン)など。

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痛みを残さない帯状疱疹 再発させない単純ヘルペス

(漆畑 修/メディカルトリビューン)

今回教えてくださった漆畑先生の著書。

この記事は『毎日が発見』2020年8月号に掲載の情報です。

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