水ぼうそう未経験者は要注意!「帯状疱疹」押さえておきたい2つのツボ

ピリッと強く痛む「帯状疱疹」(たいじょうほうしん)。加齢やストレス、疲れなどにより発症し、80歳までに3人に1人がかかると言われる症状です。そこで、この帯状疱疹の仕組みや予防、治療法について、国立感染症研究所 感染症疫学センター 第三室室長の多屋馨子先生にお聞きしました。今回は、特に押さえておきたい2つのツボについてご紹介します。

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押さえておきたいツボ【1】

水ぼうそう未経験の人は要注意です
水ぼうそうになった経験がなければ帯状疱疹にはなりませんが、水ぼうそうになる可能性があります。大人の水ぼうそうは重症化しやすいので要注意です。抗体を持っているかどうかは、医療機関で血液検査を受けることで分かります。抗体がないときには水痘ワクチン接種が効果的です。

 
押さえておきたいツボ【2】

お孫さんや子どもとの触れ合いにご注意を!
帯状疱疹では、水痘・帯状疱疹ウイルスが他人へ感染します。帯状疱疹の水疱には、水ぼうそうウイルスが存在しており、水疱が破れて中のウイルスが周囲に広がり、それを吸い込むことがあるからです。

1〜3歳に対する水痘ワクチンの定期接種は2014年10月に始まりましたが、それ以前は任意接種のため水痘ワクチンを受けていない子どももいます。ご自身が帯状疱疹の状態でワクチン接種を受けていない子どもに触れると、感染させてしまう危険があるのです。小さな子どもとの触れ合いは、帯状疱疹が治ってからと心得ましょう。

また、子どものご両親の世代にも水痘の免疫を持っていない人がいます。帯状疱疹のときには、家族や他人へうつさない心がけも必要です。また、家族に水ぼうそうになったことがない人がいたら、ワクチンの任意接種を受けて予防することも重要になります。

 

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取材・文/安達純子

 

 

<教えてくれた人>

多屋馨子 (たや・けいこ)先生

国立感染症研究所 感染症疫学センター 第三室室長 。高知医科大学医学部卒。 大阪大学医学部小児科学講座入局後、大阪市立小児保健センター、大阪大学医学部小児科・微生物学講座などを経て2001年国立感染症研究所へ。2013年より現職。

この記事は『毎日が発見』2019年6月号に掲載の情報です。

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