いつまでも美しく、きれいでありたいなら大事にすべきは「口もと」。20年以上に渡り、女優やモデルの口もとを指導してきた口もと美容のプロ・石井さとこさんの著書『美しい口もと』(ワニブックス)から、歯や唇など口もとをきれいして若返るメソッドをご紹介します。
私たちの表情を印象づけるのは口もと
口角が左右均等にキュッと上がっている口もとは、若々しく好感度が高く前向きな印象に見えます。
自分では、思い切り笑顔をつくったつもりでも、への字の口角では老け顔や寂しい印象が残ってしまいます。
口もとは意外に心の中を映し出します。
例えば、前歯が欠けていたり、歯周病の悩みがあったり、口もとの不調を抱え込むと、笑顔に光を呼び込めなくなり、不機嫌そうな口もとになってしまうのです。
不機嫌そうな口もとだと、セロトニンなどのハッピーホルモンを吸収できませんし、口もとの不調は身体や心の不調のもとになってしまいます。
歯の色を明るくしたり、歯周病を回復させるように通院したり、欠けた歯の治療をするだけで気持ちが前向きに変化して、笑顔がきらめきを取り戻し始めます。
不調の連鎖はさっさと断ち切りましょう。
きらめいた笑顔からはハッピーホルモンの分泌がどんどん増えて、身体にみずみずしい若さが甦ります。
口もとの不調だけでなく、身体にいつもと違う変化や不調を感じたらすぐに対応していきましょう。
早めの対処が、愛される口もとをつくり、私たちの生活をより明るく楽しいものにしてくれるのです。
愛されるのはどんな口もとなのか
男女を問わず、人の第一印象を決めるのは〝見た目が9割〟だと言われています。
中でも「清潔感がある」「だらしない感じがする」といった印象には、口もとが大きく影響しているのです。
口もとがへの字になっていたり、いつも口が閉まらずぽかんと開いていたり、歯の色が黄ばんでいたり、口臭がひどかったり......。
口もとに気をつけないと、知らず知らずのうちに彼や友達からNGな印象を持たれてしまっているかもしれません。
では、愛される口もとってどんな口もとなのでしょうか?
キュッと引き上げられた美しい口角と白い歯、ぷるんと潤った唇。
こんな口もとの女性は、つくりこまれた擬似的な美しさではなく、ナチュラルな美しさを感じさせます。
テレビでよく見かける女子アナの口もとに注目してみると、愛される好感度の高い口もとの人が多いことに気づきませんか?
彼女たちは視聴者から愛される口もとのために、日夜努力をしてケアを怠ることがありません。
口もとをキレイにすることで、肌にも清潔感が生まれ、メイクもさらに際立つのです。
これこそ、私たちが目指したい愛される口もとといえます。
人生を変えるために口もとへの意識を変える
今まで自分の印象を良くするために、メイクやファッション、ヘアスタイルには気を使っていたけれど、口もとは二の次と考えていたという人は多いのではないでしょうか。
口もとの印象を良くすることは、その人の人生を大きく変えることにつながっていくと私はつねづね思っています。
例えば、クリニックに通っているある女優さん。
歯並びを整えてホワイトニングで白くしたら、映画やCMで大ブレークしました。
また、歯の色をキレイにして、噛み合わせを治療した俳優さんは、CMの仕事が次々と入り売れっ子に。
さらには、歯を白くしたとたんに彼ができて結婚された方もいらっしゃいます。
歯を白く、歯並びを美しくすることで、口もとはもちろん顔全体が引き上がり、若々しく明るい印象に変わります。
みなさん、口もとをキレイにしたことで自信がつき運気が上がり、人生が好転していったのです。
そして、ずっと第一線で売れ続けている人こそ、健康に気を使う以上に口もとのケアに気を使い続け、維持しています。
これまで口もとのケアは後回しにしていたという人は、非常にもったいないのです。
人生を好転させたいのならいますぐに、口もとへの意識を変えていきましょう。
口もと美容のスペシャリストが、口もとをきれいにして、体や心を美しく保つための3つのレッスンが収録!