手の甲をほぐして動脈を刺激!「手」の血管マッサージ

加齢とともに、血管は弾力を失っていきます。すると、血液の巡りが滞りがちになり、高血圧や動脈硬化などの不調を引き起こす原因となります。それらを防ぐためには、血管をしなやかに保ち、体の隅々まで酸素と栄養分をしっかりと届けて、老廃物を排出することが大切です。そこで、血液の巡りを良くして血管の老化を緩やかにする「血管マッサージ」のやり方を、井上正康先生に教えていただきました。

「手」の血管マッサージ

手の甲をほぐして、手の中の動脈を刺激。ツボ押しで血流を改善。

手の甲をもう片方の手で押しつける

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片手を胸に当て、もう片方の手をその上に重ねます。

上の手を胸の方に押しつけながら、手の甲の皮膚を骨に押しつけてずらすようにゴシゴシと強くしごきます。

反対側も同様に。

2つのツボを強く押して刺激する

2004p028_04.jpg手のツボを刺激。

最初に、親指と人さし指の付け根辺りにある"合谷"を、親指の先で骨に向かい強く押します。

次に、手のひらのほぼ中央にある"労宮"を押します。

反対の手も同様に。

グリグリとねじりながら、指を引き抜いていきます。反対側も同様に行います。


血管マッサージの基本のやり方「1日15分もむ」

1日15分程度行えば、十分です。一度に15分でも、1日数回に分けて合計15分でも、どちらでもかまいません。できるだけ毎日続けましょう。

  • マッサージをする部位に指や手のひらを密着させる。
  • 筋肉の奥の動脈をずらすように意識してもむ。
  • "痛気持ちいい"強さを意識してもむ。
  • どの部位をやってもかまいません。できる部位のみでもOK!

[ 注意!]
・痛いところがあるときは、無理にマッサージをするのはやめましょう。
・感染症を予防するために、手をよく洗ってから行いましょう。

だからいい! 血管マッサージ

  • 血流が良くなって、全身が活性化します。
  • 自律神経が刺激され、リラックス効果も。
  • 新陳代謝がアップして老廃物の排出がスムーズになり、美肌効果も。
  • 手を使うことで、脳の働きも活性化します。

取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 モデル/山田ゆうこ

薬に頼らず高血圧を撃退! 特集「血圧を下げる簡単な方法」その他の記事はこちら

 

<教えてくれた人>

健康科学研究所 所長
井上正康(いのうえ・まさやす)先生

大阪市立大学医学部名誉教授などを経て、2019年より腸内フローラ移植臨床研究会評議員、FMTクリニック院長。『もむだけで血管は若返る 切れない・詰まらない血管マッサージ健康法』(PHP研究所)など著書多数。

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『もむだけで血管は若返る 切れない・詰まらない血管マッサージ健康法』

(井上 正康/PHP研究所

今回の特集を監修してくださった井上先生が、生活習慣病に負けないための、動脈を柔らかく保つ「血管マッサージ」をやさしく解説! いずれも動脈の老化と深いかかわりがある高血圧、心臓病、脳梗塞、糖尿病などの生活習慣病を予防するための「動脈マッサージ」をぜひチェックしてください。

この記事は『毎日が発見』2020年4月号に掲載の情報です。
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