上体が緊張しがちな人に。背中の筋肉を伸ばす「ネコの体操」/肩ほぐし体操

血流の悪化や筋肉の緊張で引き起こされるつらい肩こりや腰痛。実は猫背と自律神経の乱れが原因だそうです。今回は医学博士である松平 浩(まつだいら・こう)先生に腕や背中の筋肉を伸ばして上体をほぐす体操を教えていただきました。

上体ほぐしのストレッチ「ネコの体操」

ネコが伸びをするようなポーズで、腕や背中の筋肉を伸ばします。

上体が緊張しがちな人に。

行う目安:5~10秒間保つ×2~3回

用意するもの
・いす
・マット など

①両手をいすに置く

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上体が緊張しがちな人に。背中の筋肉を伸ばす「ネコの体操」/肩ほぐし体操 2003p033_02.jpg平らで滑らない場所にいすを置き、手をいすの手前側につきます。

両ひざは90度に曲げて床につけます。

②手を前に滑らせ背筋を伸ばす

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両手をゆっくり前に移動させ、息を吐きながら上体を伸ばします。

そのままの状態で5~10秒間保ちます。

【これはNG上体が緊張しがちな人に。背中の筋肉を伸ばす「ネコの体操」/肩ほぐし体操 2003p033_04.jpg

★体操前に行って!【基本形】肩ほぐし

肩こり体操を始める前に行う基本の体操。

全身がほぐれるので、体が動きやすくなります。

行う目安 :体操の前に準備運動として数回行う

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① 肩を上げる(※無理をせずに肩が上がるところまで)
鼻から大きく息を吸いながら両肩を上に上げます。

このとき腕に力が入らないようにしましょう。

② 肩を下ろす
息を吐きながら上に上げた両肩をストンと下ろし、体の力も同時に抜くようにします。

取材・文/松澤ゆかり 撮影/西山輝彦 モデル/永谷佳奈

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医学博士
松平 浩(まつだいら・こう)先生

東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座長、特任教授。医学博士。著書は『3秒から始める腰痛体操&肩こり体操』(NHK出版)など。

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『3秒から始める 腰痛体操 & 肩こり体操』

(松平 浩/NHK出版)

今回の「10秒でできる肩腰ほぐし体操」を教えてくださった松平先生の著作。

「たった3秒、これだけでOK」という画期的な「腰痛これだけ体操」をはじめ、いずれも手軽なおすすめの体操が紹介されている、とても分かりやすい一冊です。

この記事は『毎日が発見』2020年3月号に掲載の情報です。

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