体のラインが気になるとダイエットしてはリバウンドする――その繰り返しの日々にそろそろ疲れていませんか？ 実は、月にたった5日間の短期トレーニングをすれば、そもそもダイエットいらずの体質になれるそうです。そこで、モデルや女優が通うという大人気メディカルトレーナー・岩井隆彰さんの著書『5日だけトレーニング』（大和書房）から、モデルのMALIA.さんも実践しているという「ボディラインが変わる」メソッドを連載形式でお届けします。
夜は「むくまない身体」つくる
「ダイエットは、睡眠時に差が出る」
これは、私がクライアントによく言うセリフで、寝ている間のカロリー消費で差をつける重要性を説いています。
ほとんど身体を動かさない睡眠時にカロリー消費で差がつくなんて想像すらできませんよね。
しかし、筋肉や血管は、心臓が動き続けるのと同じように、睡眠中も止まることなく動き、全身のすみずみに血液を送り込んでいます。
そして、この作業によって、傷ついたり、炎症を起こした組織の修復をしています。
とくに睡眠時は副交感神経が活性しやすくなるため、さらに修復の機能が高まるのです。
そのため、睡眠前に行うストレッチが睡眠中のカロリー消費に大きく影響してきます。
ですから、夜は1日の疲労をリセットし、睡眠に向けて自己免疫力を最大限に引き上げる準備の時間ととらえてください。
夕食に消化のよい物を選んだり、入浴時に詰まっている乳腺を流すマッサージを行ったり、寝る前に筋肉の奥まで伸ばすストレッチをする。
これらによって、血流の改善とともに自律神経が安定し、睡眠の質が大きく変わることを5日間で実感できることでしょう。
深い眠り、目覚めのよさ、睡眠時の冷え性改善など、その効果は多岐にわたります。
また、睡眠前に行うストレッチは、筋肉の伸長性を高めることに重点をおいていますので、夜中に脚がつってしまうことや、脚全体の重だるさも解消します。
【お風呂マッサージ】上半身のつまりを流す
準備ポーズ
左の乳房の下から左手を添えます。
親指と人指し指との間の股部分を当てるようにしながらセットします。
出産経験にかかわらず、乳腺が詰まってしまっている女性はたくさんいます。
ここが詰まると上半身の血液の流れを阻害しますから、柔らかく刺激して流してあげるマッサージです。
とくに寝る前に行うと睡眠中の代謝が上がりますので、入浴中に行うことを提案しましたが、トイレなどでやっていただいてもかまいません。
詰まりがとれると、顔、首などのむくみ、肩から腕にかけてのむくみも改善されますから、回数を重ねることで手首まわりや手の甲などもすっきりします。
お風呂マッサージ
１．左手で乳房を斜め上に持ち上げ、右手でそれを下から支えます。
２．左手は脇から中心へ向かって、右手は上に向かって、両手とも力を入れて右斜め上に力が向かうようにグーッと圧をかけます。30秒キープ！
３．反対側も同様に手を替えて行います。
ここがポイント
背中を丸めると効果が半減しますので、背筋をきちんと伸ばして行うことが大切です。
手の平でしっかり圧をかけた方がよく流れますので、強めの圧をかけてください。
このマッサージを行うことで、詰まりがとれて脇腹もすっきりしますし、バストアップにも効果があります。
※その他のトレーニング方法は書籍で紹介されています
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