体のラインが気になるとダイエットしてはリバウンドする――その繰り返しの日々にそろそろ疲れていませんか? 実は、月にたった5日間の短期トレーニングをすれば、そもそもダイエットいらずの体質になれるそうです。そこで、モデルや女優が通うという大人気メディカルトレーナー・岩井隆彰さんの著書『5日だけトレーニング』(大和書房)から、モデルのMALIA.さんも実践しているという「ボディラインが変わる」メソッドを連載形式でお届けします。
日中は女性ホルモンを活性化してくびれをつくる
昼は、とにかく膣を締めることにつきます。
電車の中でも信号待ちでも、とにかく気づいたときに膣を締めるように意識すると、骨盤底筋が刺激されてくびれができやすくなります。
ポイントは、下腹部を凹ませるように意識して膣を締めることです。
これを繰り返すことで、下腹部がきれいにスッキリしてきます。
ふだん、姿勢が悪いと骨盤が後傾していきますが、骨盤底筋を鍛えることで骨盤が前傾しやすくなり、姿勢がよくなるのもスッキリする理由の1つです。
また、このトレーニングは、同時に女性ホルモンを刺激することにもなります。
年齢とともに女性ホルモンが出にくくなると、自律神経のバランスを崩しやすくなり、ストレスや疲労の蓄積が増幅します。
それを食い止めるためにも、膣トレーニングは有効です。
もう1つ注意したいのは、トイレに入ったときなどに多くの人がとる、背中を丸め、両肩を前に巻き込み、下を向くポーズです。
これは首から腰にかけて、正しい姿勢を維持するためにある筋肉・関節に一番ストレスを与える姿勢となりますから、やめましょう。
座ったときには、やや上方に視線を移し、胸を張り、両手を脇下拳二個分、下に置きます。
さらに両肩と肘を後方に引く姿勢を保てば、自然と姿勢がよくなり、同時に首から背中にある褐色脂肪細胞が活性されます。
この背筋トレーニングも、日中こまめにやるようにしましょう。
また、首裏から背中にできてしまったむくみも改善されていきます。
この部分は、下を向いている時間が長いほどむくみやすくなりますから、トイレなどのちょっとした時間でも、できるだけ背中を引き締める意識をするだけで、なくなっていきます。
【膣トレーニング】骨盤底筋を意識する
準備ポーズ
慣れてきたら立ってもできますが、最初は座ってする方がわかりやすいと思います。
膣を意識すると女性ホルモンの分泌が高まります。
ホルモンバランスが整うと、自律神経も安定しやすくなりますので、全体的な体調も整います。
ここで紹介するトレーニングは、筋肉と同時に自律神経も安定させるものです。
また、下腹部のポッコリ解消にもつながります。
慣れてくれば立っていてもできますから、信号待ちの間や通勤中の電車など、タイミングを決めて1日に何度も行うようにしましょう。
膣トレーニング(一例)
1.椅子に座り、後ろ手で椅子の端を両手でつかみ、膣を締めるよう意識します。
2.両膝、つま先をそろえ、身体を後傾させて足を上げます。30秒キープ!
膣の締まる感じがわかっている方は、両足が少し浮くくらいでも大丈夫です。
ここがポイント
腹筋を鍛えるのが目的ではありませんので、腹筋がきつい時には背もたれを利用してもかまいません。膣が締まる感覚を意識して行いましょう。
膣を締めたり緩めたりが自分でコントロールできるように、日中に何度もトライして感覚をつかんでください。
※その他のトレーニング方法は書籍で紹介されています
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