仕事に家事、子供がいたら育児まで...日々蓄積していく「疲れ」を感じると、「疲れない体になれたらなぁ」と思うことも多いはず。その疲れ、実は少しだけ生活習慣を見直せばなくせるかもしれません。女性専門の疲労外来ドクター・工藤孝文さんの著書『疲れない大百科』(ワニブックス)から、睡眠・食事・働き方といったさまざまな「疲れない方法」を連載形式でお届け。今すぐ「疲れる体」にさよならしましょう。
チョコ2000個分の快楽物質!
フランスの哲学者が記した『幸福論』という本で「幸福だから笑うのではない。笑うから幸福なのだ」という言葉があります。
じつはこの言葉は科学的にも証明されていること。
心から楽しいと思っていなくても口角を上げて笑顔を作ると、脳が「楽しい」と勘違いして癒しホルモンのセロトニンや多幸感をもたらす神経伝達物質のエンドルフィンが分泌されます。
その効果は、なんとチョコレート2000個分から得られる幸福感に匹敵するといわれているのです。
笑顔で免疫力もアップ
さらに最近の研究で、セロトニンが分泌されて幸福感をおぼえると腸内細菌のバランスが整って、免疫力がアップすることがわかってきました。
昨今、「脳腸相関」という言葉が注目されている通り、脳と腸は深く影響しあっています。
脳が強いストレスを受けると、腸に信号が送られて腸内細菌のバランスが崩れ、免疫力が低下。
結果的にさまざまな病を引き起こしやすくなります。
ですから、笑顔を絶やさずにいることは、心身の健康を保つためにも大切なことなのです。
【すぐ疲れる人に贈る心の栄養ドリンク♪】作り笑いでもO K ! 脳をダマそう!
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