仕事に家事、子供がいたら育児まで...日々蓄積していく「疲れ」を感じると、「疲れない体になれたらなぁ」と思うことも多いはず。その疲れ、実は少しだけ生活習慣を見直せばなくせるかもしれません。女性専門の疲労外来ドクター・工藤孝文さんの著書『疲れない大百科』(ワニブックス)から、睡眠・食事・働き方といったさまざまな「疲れない方法」を連載形式でお届け。今すぐ「疲れる体」にさよならしましょう。
疲れとストレスに効くGABA
ここ数年、注目を集めているGABA(ギャバ)。
副交感神経を優位にする脳内伝達物質で、興奮抑制や疲労回復、ストレス緩和、さらには睡眠の質をアップさせる働きがあり、まさにストレス社会を生きる現代人には欠かせない存在です。
サプリや添加食品などからも気軽に摂取できますが、おすすめは発酵食品のキムチ。
キムチにはGABAを生成してくれる乳酸菌が1gあたり億単位も含まれていて、食べるだけで効率よくGABAを生み出すことができるのです。
カプサイシンですやすや眠れる
さらに、キムチの材料のひとつである唐辛子には、入眠を助けるカプサイシンが豊富に含まれています。
カプサイシンには、体温を上げた後、発汗を促して体温を下げる作用があり、入眠時に手足の先から深部体温(体の内部の温度)を放出する現象を促して、スムーズな入眠の手助けをしてくれるのです。
深部体温は徐々に下がっていくので、就寝の2~3時間前にキムチを食べるとよいでしょう。
ただし、摂りすぎると辛味で自律神経が興奮する可能性もあるので、適量を心がけて。
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