もやしは水分ばかりで、栄養はないと思っていませんか?
実は、カリウム、カルシウム、ビタミンCなどを含み、大豆もやしなら、イソフラボンのほか、アスパラギン酸も豊富です。芽が出たところを食べるので、その発芽パワーも見逃せません。低カロリーなのも魅力です。
今回は、管理栄養士・料理研究家の牧野直子さんに、もやし徹底活用レシピを教えていただきました。
もやしは冷凍できるの?
使いそびれたときは冷凍にしてみましょう。
解凍後は食感が悪くなるので、ゆでもやしには向きませんが、スープやみそ汁の具には最適。
使う分だけ割って、沸騰した汁に加えれば、具が一つ増えます。
洗ってしっかり水けを拭き取り、平らにして保存袋に。板状になるので、割って使う。
冷凍もやしスープ
1人分68kcal 塩分1.3g
材料(2人分)と作り方
鍋に鶏がらスープ小さじ1と水1と1/2カップを入れて熱し、煮立ったら冷凍もやし50g、市販のワンタン6個、5cm長さに切ったチンゲン菜1/2株を加える。再び煮立ったら、塩・こしょう各少々で味を整えて器に盛り、好みでラー油をたらす。
ひげ根と芽を取れば、ごちそうに
もやしの両端にあるひげ根と芽の部分を取り除いてみましょう。
こうすると見た目が美しく、食感もよくなります。
バンサンスー風
1人分105kcal 塩分1.2g
材料(2人分)と作り方
フライパンにひげ根と芽をとったもやし1/2袋とかぶるくらいの水、塩少々を加えて火にかけ、沸騰したら30秒ゆで、ざるにあげる。
きゅうり1/2本はせん切り、ハム1枚は細切りにし、卵1個で錦糸卵を作る。
全て皿にきれいに並べ、酢大さじ1、しょうゆ大さじ1/2、ごま油大さじ1/2、砂糖小さじ1/2、練りからし小さじ1/4をよく混ぜて上からかけ、食べるときにあえる。
取材・文/編集部 撮影/原 務 スタイリング/渡会順子 栄養計算/スタジオ食