かぜをひいたら...お風呂に入る!? のどを守る「新常識」クイズ

「のど」は、呼吸、飲み込み、発声という3つの重要な役割を果たしており、私たちが生きていく上で不可欠な器官です。同時に、外部から空気や食べ物を取り込む「のど」は、病原菌を遮る第一関門でもあります。「長生きしたければ、のどを鍛えましょう」と話す池袋大谷クリニックの大谷義夫先生に、「のど」を守る新常識について教えてもらいました。

その常識、実は間違っているかも!?

せきが出る時やのどの具合がよくないとき、どんなふうにすごしたらいいのでしょう? うがい薬やトローチなど、今まで常識だと思って取り入れたいてことが、実は根拠がない!なんてことも。以下のクイズで、のどに関する最新情報を確認してみましょう。

問題1 かぜ予防により効果的なのは?

 ビタミンC  
 ビタミンD

問題2 かぜ予防のうがいはどちらでするのがいい?

 水
 うがい薬

問題3 のどが痛いときに多くなめると良いのは?

 普通ののど飴
 トローチ

問題4 かぜの初期にはどうする?

 ひたすら寝て安静にする
 軽い運動をする

問題5 せきを鎮める飲み物は?

 しょうが湯
 はちみつコーヒー

問題6 かぜをひいたら、お風呂は?

 入る
 入らない

問題7 インフルエンザ予防にいいのは?

 帰宅後すぐにうがいをする
 こまめにお茶を飲む

問題8 インフルエンザの感染リスクが高いのは?

 ドアノブ
 衣服

いつく知っていましたか!? 答えはこちら!

問題1 答え...BビタミンD

1912p050_01.jpg

一般的にはビタミンCの摂取がよく知られていますが、実は科学的根拠はありません。魚介類やきのこに豊富に含まれるビタミンDはかぜや肺炎、インフルエンザなど呼吸器感染症の予防に役立つといわれています。

問題2 答え...A 水

1912p050_02.jpg

かぜの予防には普通の水でうがいをすれば十分。ヨード液のうがい薬は高い殺菌消毒作用を持ちますが、体に必要な細菌も殺してしまうことがあるため、かぜをひいてのどが痛くなったりしたときに使いましょう。

問題3 答え...A のど飴

1912p050_03.jpg

医薬品扱いのトローチは抗菌・殺菌作用がありますが、症状は抑えられません。唾液の分泌を促して気道の線毛(せんもう)の働きを高め、ウイルスや細菌の排出を助ける点では効果的ですが、普通ののど飴でも十分です。

問題4 答え...B 軽い運動をする

1912p050_04.jpgかぜの初期には15~20分ほどの適度な運動がおすすめ。ウォーキングなどの軽い運動をすると免疫細胞が活性化し、ウイルスの活動を抑えることが期待できます。ただし、高熱の場合などはゆっくり休むことが大切。

問題5 答え...B はちみつコーヒー

1912p050_05.jpgコーヒーに含まれるカフェインには気管支拡張・抗炎症作用があります。はちみつにも抗炎症・抗酸化作用があり、両方の作用でせき止め薬に匹敵する効果があるとも。しょうがは科学的根拠に乏しいそうです。

問題6 答え...A 入る

1912p050_06.jpg体力的につらくなければ、入っても大丈夫。湿気がせきやたんを出しやすくし、髪や体に付いたウイルスを洗い流すこともできます。ただし、湯に長時間つかると体力を消耗するので注意を。シャワーでもOKです。

問題7 答え...B こまめにお茶を飲む

1912p050_07.jpg緑茶カテキンは殺菌作用を持つほか、のどが潤うことで気道の線毛の動きも促してインフルエンザ予防に。うがいは30分ごとにすると効果的ですが、実際に行うのは面倒なので、こまめに緑茶を飲むのがおすすめ。

問題8 答え...A ドアノブ

1912p050_08.jpgインフルエンザウイルスは付着すると、衣服で約8時間、金属やプラスチックなど表面がツルツルしたものだと24時間以上生存します。ドアノブのほか、携帯電話などにも注意し、こまめに消毒も行うといいでしょう。

肺炎、ぜんそくから長引くせき、たんまで。『のどの病気を防ぐ』記事一覧はこちら

 

<教えてくれた人>

大谷義夫(おおたに・よしお)先生

池袋大谷クリニック院長。群馬大学医学部卒業後、九段坂病院内科医長、東京医科歯科大学呼吸器内科医局長、アメリカ・ミシガン大学留学などを経て、2009年より現職。呼吸器内科のスペシャリストとしてテレビや雑誌への出演も多い。『長引くセキはカゼではない』(KADOKAWA)など著書多数。

shoei.jpg

本格的に音読をしたい方へ
『医師が教える「1日3分音読」で若くなる!』

(著/大谷義夫/さくら舎)1,400円+税

古典や名作から抜粋した20本の音読テキストを収録しています。

この記事は『毎日が発見』2019年12月号に掲載の情報です。
PAGE TOP