インフルエンザや風邪の予防、生活習慣病のリスク低下、さらには美容にもいい「飲み物」があるのをご存じでしょうか。それは普段から飲まれる方も多い「紅茶」です。「13の効能がある」という紅茶のスペシャリスト・斉藤由美さんがまとめた著書『紅茶セラピー 世界で愛される自然の万能薬』(ワニブックス)から、健康のために取り入れたい「紅茶のレシピと飲み方」を連載形式でお届けします。
紅茶でやさしく日焼け後の肌ケア
日焼けって、しないようにと気を付けていても、肝心なときに予防を忘れてしまい、気がついたときには太陽の下でジリジリヒリヒリ。
暑くて流れてくる汗とは違う種類の汗が出てきそうな瞬間です。
そんな日の帰宅後のケアに、ぜひ紅茶を活用してみましょう。
どうやら、紅茶ポリフェノールには、日焼けによる肌の炎症を鎮めてくれる効果があるようなのです。
こんなとき、紅茶のお風呂にそのまま浸かれたら贅沢ですね。
でも、紅茶の色素がつくため、浴槽を洗うのがたいへん。
ですから、日焼けで火照った肌に直接、使用済みのティーバッグで湿布してあげるとよいでしょう。
ティーバッグは、使用したあと、冷蔵庫で冷やしておくと便利ですよ。
目の疲れに紅茶アイマスク
もうひとつ、使用済みティーバッグの活用方法をご紹介いたしましょう。
紅茶は、目の疲れにも効くのです。
パソコンやスマホに向かう時間が1日の多くを占めるという人、きっとものすごく増えていると思います。
その積み重ねで、目は知らず知らずのうちに疲れをためてしまっているかもしれません。
雑貨店でも、目の疲れを軽減するための多種多様なグッズをよく見かけます。
専用のグッズがなくても、ティーバッグがあれば、手軽に目の疲れを和らげてくれますよ。
使用済みのティーバッグを冷蔵庫で冷やし、ひとつずつまぶたの上に乗せて、そのまま目を閉じてリラックス。
数分後、ティーバッグを裏返し、再び目を閉じると、目の奥からゆっくりと疲れが取れていき、スッキリできます。
ひんやり感と、ほのかな紅茶の香りにもリラックスできる時間ですね。
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体に与える13の効能から、すぐに使えるアレンジレシピまで、全9章にわたって「紅茶」の全てが語りつくされます