健康のために「体を動かそう!」と思っても、運動が苦手だからなかなか始められない・・・。そんなあなたにおすすめなのが『指ヨガ』。「指は第2の脳。ヨガの呼吸を合わせれば、体を使ったヨガと同じだけの効果がある」と35年の指導歴を持つヨガインストラクター深堀真由美さんは言います。そんな深堀さんの著書『指だけヨガ~全身ポーズと同じ効果』(大和書房)から、簡単で気持ちよく、健やかな体を手に入れられる「指ヨガのやり方」を連載形式でお届けします。
薬指だけヨガの効果
【薬指】下腹部に対応!
便秘、ストレスによる頻尿や下痢、婦人科系疾患など
薬指に対応する領域は、下腹部です。下腹部には小腸、大腸、腎臓、膀胱など、そして男女それぞれの生殖系の臓器があります。
そのため、薬指を刺激すると心理的、精神的排泄関係のトラブル、たとえば、試験や重要な会議の前になるとトイレに行きたくなる、通勤通学の電車のなかで便意を覚えたり下痢になったりする不安があるといった不調の改善が期待できます。
ことに女性や高齢者に多い便秘。これも薬指を刺激することで腸にアプローチして、自然なお通じが促されます。便秘の不快さが軽減されるだけではありません。老廃物が体の中に停滞しなくなることはさまざまな病気を遠ざけることにもなります。薬指は普段つかうことが少ない指なので、指ヨガで刺激することがとても大事です。
【アーチのポーズと同効果】
アーチのポーズは、下腹部と背中に強い刺激を与えることで胃腸の働きを活性化し、血液循環も促されて代謝がアップ。便秘の解消を促します。
【やり方】
1.基本の指だけヨガの形をとる。(※以下関連記事を参照)
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2.ほかの指は指先を合わせたまま、薬指どうしを意識して力を入れて圧の高い状態にして大きく深呼吸、「吸って、吐いて」を5回くり返す。
3.すべての指先に力を入れて指どうしを押し合い、圧の高い状態にして大きく深呼吸、「吸って、吐いて」を5回くり返す。
指を離して腕をおろし、息を吐いて肩、腕、指先の力をぬく。
*1から3を「1セット」として、これを3セット行う。
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6章にわたり、「指ヨガ」の基本から応用、さらに「足指ヨガ」まで、その効果と方法をイラストでわかりやすく紹介。体験者のレポートも